もともと異なるニーズから生まれた「遠隔会議」と「動画のストリーミング配信」は、機能強化を経て同様の機能を備えるようになってきた。双方の違いはなくなるのか。
「遠隔会議にするか、それとも動画のストリーミング配信にするか」という判断は、一見すると簡単だ。だがその答えは2020年ごろを境に大きく変わり、互いの境界線はますます曖昧になっている。
昔は遠隔会議と動画ストリーミング配信の2つを区別するのは簡単だった。遠隔会議は十数人程度が双方向で動画と音声を共有するものだった。一方、動画のストリーミング配信はプレゼンターから視聴者に向けて一方通行で動画と音声信号を送ることしかできず、視聴者は見ることしかできなかった。
別の見方をすれば、遠隔会議とは「会議室で開催する数人の会議」の仮想版と言える。動画ストリーミング配信は「観客席が暗くて見えない会場のステージにおけるプレゼンテーション」の仮想版だ。
技術の進歩によって、Web会議ツールをはじめとする遠隔会議製品/サービスも、動画ストリーミング配信製品/サービスも機能が大幅に充実した。そうして境界が曖昧になり始めた。
一部のWeb会議ツールは100人以上の規模の会議が開催できるようになり、動画ストリーミング配信と同様の用途で活躍するようになりつつある。一方、一部の動画ストリーミングサービスはWeb会議ツールに似た機能を取り入れ始めており、双方向性を強めている。
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