2022年06月14日 05時00分 公開
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上司と部下の関係悪化を防ぐ“あの機能” 人事ツール「Oracle ME」の使いどころTechTarget発 世界のITニュース

Oracleの新しい人事管理ツール群「Oracle ME」は、従業員とマネジャー間の対話を促進する。従業員体験価値向上に有効な機能と、鍵となる「パーソナライズ化」とは。

[Patrick Thibodeau,TechTarget]

 Oracleは2022年4月、従業員体験価値(EX:Employee Experience)向上を目的としたツール群「Oracle My Experience」(Oracle ME)を発表した。人事担当者はこのツール群を用いて、従業員を対象としたメールの送信後、誰がメール内のリンクをクリックしたのかを分析し、送ったメッセージの効果を測定できる。

 Oracle MEは、人事情報管理システム「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management」(Oracle Fusion Cloud HCM)の一部となっている。同ツール群はOracle Fusion Cloud HCMが提供してきたパルスサーベイ(従業員の意識調査を短期的なサイクルで実施する)など従来の機能と、新機能を提供する。

EX向上の鍵となる「パーソナライズ化」の機能とは?

 Oracleは「EX向上」を掲げており、パルスサーベイ機能はその方針に合致する。Oracle Fusion Cloud HCMのグローバル製品戦略担当シニアバイスプレジデントであるイベット・キャメロン氏によると、パルスサーベイ機能は「従業員とマネジャーの関係性向上」を目的とする。

 企業のマネジャーと従業員の頻繁な対話を促すことがOracle MEの狙いの一つだ。同ツール群の一つ「Oracle Touchpoints」は、マネジャーと従業員のミーティングの設定を支援する他、パルスサーベイ機能を活用することで、マネジャーと従業員の対話を促す。特徴的なのは機械学習を用いていることだ。マネジャーと従業員が最後にした会話やフォローアップが必要なトピックを同ツールが確認するとともに、マネジャーと従業員間でしばらく対話がない場合は同ツールが両者に交流を促す。

 「Oracle MEの重要な目的は、従業員の特性や属性、状況に基づき、十分にパーソナライズしたEXを全ての従業員に提供することだ」とキャメロン氏は強調する。このパーソナライズ化を実現するため、同ツール群は従業員の基礎情報やサーベイデータに加えて、個々の従業員の経験やスキル、目標、意志、人脈、業績、報酬といった情報を活用する。

 例えば、Oracle MEのツールの一つ「Oracle HCM Communicate」はメールの開封率分析が可能だ。マネジャーはこの機能を活用し、メールキャンペーンの効果、メールを開封した従業員、メールで送付したコンテンツの利用やURLのクリック、アンケート参加の有無などが分かる。人事担当者もこの機能を用いて、リーチしたい特定の層を開拓することができる。

 他にも、Oracle MEは人事関連業務のワークフロー作成ツール「Oracle Journeys」を含む。同ツールで、人事担当者はローコード(最小限のソースコード記述のみ)またはノーコード(ソースコードの記述なし)で従業員向けのワークフローを作成できる。

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