サービス群のアーキテクチャを刷新したSenserflow。そのプロジェクトの一環で、同社はエンドユーザーや従業員がデータを分析するためのダッシュボードを開発した。それによって得られたメリットは。
スマートビル向けのソフトウェアベンダーSenserflowは、自社サービス群を運用するシステムのアーキテクチャを刷新するプロジェクトに取り組んだ。一連のプロジェクトには、エンドユーザーとSenserflowの従業員が共通して利用するダッシュボード機能の実装も入っていた。ダッシュボードの開発は無事に完了した。成果はどのようなものだったのか。
Senserflowによれば、プロジェクトの成功によって、クラウドサービスのITインフラで発生していたコストが月間で約4万ドルも節約できただけでなく、ビジネスにおいて重要なデータにチーム全員がアクセスしやすくなった。
新しいダッシュボードの開発により、事業部門の従業員がエンジニアのサポートなしに、各種データを分析するビジネスインテリジェンス(BI)ツールを利用できるようになった。ITインフラの運用管理は、2人だけで担えるようになった。
SensorFlowの共同創設者で最高技術責任者(CTO)を兼任するマックス・パーゲル氏は次のように語る。「誰でもデータを使えるようにすることで、全てのチームが以前よりも効率的に活動可能になり、意思決定の速度が格段に上がった」
第4回は、今回のプロジェクトを振り返り、どのような課題がありどのような教訓が得られたのかを統括する。
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