アプリケーション間でデータをやりとりする際に使われる仕組みとして、APIやWebhookがある。開発者は両者をどのように使い分けるべきなのか。
アプリケーションやサービス間でデータをやりとりするための仕組みが、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)やWebhook(複数のWebサービスを連携させる仕組み)だ。前回までは、両者の共通点と相違点について整理した。本稿は、WebhookとAPIの適切な使い分け方について解説する。
以下の条件に当てはまる場合、APIよりもWebhookの方が適していると言える。
Webhookは通知システムの構築に適している。例えば「ソースコードをサーバにコミットしたら、自動的にソースコードをコンパイルする」といった自動化ワークフローのトリガーとして活用できる。
一方で、以下のような条件ではAPIの方が適していると言える。
このように、アプリケーション間のデータ転送を細かく制御したり、リアルタイムのデータ通信や高度なセキュリティが求められたりする場合は、APIの利用が適している。
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