最近、景気の回復とともに、本格的なドレスコードで参加するパーティーや、そういった場を求める声が増え始めました。みんな一体どういう理由で、美しく着飾る場を欲しがるのでしょうか。
2006年もいよいよ年末を迎え、年の暮れは社内の忘年会やクリスマスパーティーが華やかに催されていたと思います。ネットのオフ会も我が国に次第に定着し、筆者も幾つかのオフ会に招かれて参加しました。中にはドレスコードがブラックタイという本格的なものもあり、我が国のネット社交もいよいよ成熟段階に入ったかとの感を強くしています。
最近の社内の忘年会やクリスマスパーティー、ネットのオフ会を見ていると、結構、華やかなものが目に付きます。とりわけ、筆者も招待されて参加した、富裕層SNSであるNILEportの11周年記念のパーティー(※雑誌ナイルスナイル誕生から数えて11周年)が非常に印象的でした。今回は、10月に六本木にオープンしたハニーズガーデン東京で行われましたが、参加者に求められたドレスコードはブラックタイでした。トスカーナ料理とともに用意されたオリジナルワインは絶品でした。ベストドレッサー賞が選出されたり、希少価値の高いパールジュエリーを身につけたモデルのキャットウォークのパフォーマンスがあるなど、さながら欧州の高級社交倶楽部を想起させるものでした。参加した方々はいっときのシンデレラ姫とお城の気分に浸っていました。
ここまでいかなくても、社内外の忘年会やクリスマスイベントは、とりわけ女性社員の間では、景気の回復とともに「着飾って参加する場所が欲しい」という声が年々強くなっています。男性社員も含めて、ちょっとだけ「非日常的な演出」を求め始めているわけですね。
それは一体、どういう理由からでしょうか。
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