販売管理を起点に社内全体の業務効率化を実現する「PCA Dream21」販売管理製品紹介:ピー・シー・エー

完成度の高いパッケージソフトでありながら、多彩なモジュールとシステム連携を組み合わせることで柔軟なカスタマイズが可能な「PCA Dream21」。本稿では販売管理モジュールを中心に紹介する。

2010年05月21日 08時00分 公開
[荒木孝一,エースラッシュ]

中小企業のニーズを満たす3種類の製品体系

 企業の経営効率化に欠かせない存在といえばERP、いわゆる統合型業務ソフトウェアだ。多くの企業では従来、自社の業務内容や環境に適応させるべくこのERPソフトウェアにさまざまなカスタマイズを施してきた。しかし、カスタマイズの度合いが高まるほどシステムは複雑化し、導入までに必要な時間とコストも増加してしまう。こうした企業の課題を解決してくれるのが、ピー・シー・エーのERPパッケージ「PCA Dream21」である。

 PCA Dream21が持つ最大の特徴は、パッケージソフトの利点を生かしたスピーディーな導入に加えて、柔軟なカスタマイズ性を兼ね備えている点にある。これは、各機能を販売管理、仕入れ在庫管理、財務会計、給与計算、固定資産管理などの業務モジュールやサブモジュールに分け、必要に応じて導入できる。各モジュールを同一システムで管理することにより、二重処理を排除したシームレスな業務統合が行えるわけだ。

 また、ラインアップが3つの製品体系に分けられているのもポイントといえる。低価格かつ短期間での導入が可能なCAL(Client Access License)制限付きの「PCA Dream21 Suite」、標準的なシステム構成で汎用性の高い「PCA Dream21 Standard」、データベースに「Microsoft SQL Server 2008 Enterprise Edition」を採用した最上級グレードの「PCA Dream21 Enterprise」と、企業規模に応じて選択が可能だ。

 ちなみに、各種業務モジュールは製品体系の種類を問わず共通利用できるため、製品のアップグレード時にはアドオン開発したソフトウェア資産を継承することが可能だ。こうした仕組みにより、導入時には必要最低限の製品体系とモジュールを選び、業務拡大に応じて段階的なアップグレードとモジュール追加で業務基盤を強化する、といった使い方に対応しているわけだ。

 ピー・シー・エー Dream21事業部 システム営業課 係長の宇野照夫氏は「従来のERPソフトウェアは中堅規模以上の企業というイメージが強かったのですが、中小企業からのニーズを満たすべく、低価格で導入できるよう3種類の製品体系を用意しています」と語る。

PCA Dream21の適合業務規模とライセンス形態
製品名 適合業務規模 ライセンス形態
PCA Dream21 Suite 年商50億円未満 2・3・5・7・10クライアント
PCA Dream21 Standard 年商300億円未満 1〜50クライアント、1CPUライセンス
PCA Dream21 Enterprise 年商300億円以上 16〜50クライアント、1CPUライセンス

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