環境配慮型のデータセンター冷却システムを導入したドイツ証券「データセンター省エネ特別セミナー」リポート(後)

ドイツ証券は2011年3月から自社のニューヨーク都市部にあるデータセンターに外気冷房システムを採用し、環境配慮型データセンターへの移行を進めている。

2011年09月05日 09時00分 公開
[翁長 潤,TechTargetジャパン]

 前回の「グリーン・グリッドが認めたデータセンター省エネ化策」に続き、データセンター/IT機器のエネルギー効率改善を推進する団体「グリーン・グリッド日本支部」が2011年8月25日に開催した「データセンター省エネ特別セミナー」の講演内容を紹介する。今回は、グリーン・グリッドのアドバイザーを務めているドイツ証券が米国ニューヨーク都市部に建設したフリークーリング(外気冷房)方式を採用したデータセンターを紹介する。

年率20%のCO2削減を目指すドイツ証券

 世界70カ国以上で金融ソリューションを提供しているドイツ証券。同社では、2013年までに温暖化ガスニュートラル化を目指し、2007年比で年率20%のCO2削減を達成することを目標に掲げている。

ITmedia マーケティング新着記事

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...