2012年08月09日 08時00分 公開
特集/連載

【技術解説】仮想マシンを離れたデータセンターへ移動できる「DCI」大規模DCの課題を解決するネットワーク最新技術【第3回】

仮想マシンを稼働させたまま遠く離れたデータセンターへ移動できれば、災害対策や可用性確保に大いに役立つ。その実現をネットワークから支える「Data Center Interconnect(DCI)」を解説する。

[大高智也, 中前 航,ネットワンシステムズ]

 ネットワークで接続されたデータセンター間で仮想マシン(VM)のライブマイグレーションを実行したり、アプリケーションのクラスタリングやデータの同期をしたいというニーズが高まっている。企業のBCP(事業継続計画)の取り組みや高い可用性の確保といった要件に応えるためだ。仮想化技術を使って複数のデータセンターにVMを配置し、ワークロード(アプリケーションの処理負荷)の分散や災害対策が実現できれば、データセンターはますます戦略的なITインフラになることは間違いない。

 こうしたニーズを満たす手段として注目すべきなのが、データセンター間をレイヤー2で接続する「Data Center Interconnect(DCI)」である。データセンターをまたいだVMのライブマイグレーションを実現するには、マイグレーションの前後でVMのIPアドレスを維持する必要がある。このため、レイヤー2ネットワークをデータセンター間に延伸するDCIが不可欠になるというわけだ。本稿は、DCIの概要や要素技術、導入時に注目すべきポイントを解説する。

ITmedia マーケティング新着記事

news144.jpg

「BOTANIST」を生んだI-neが上場 強いブランドの秘密とは?
「BOTANIST」運営のI-neが東京証券取引所マザーズに上場。テクノロジーとマーケティング...

news052.jpg

Disney飛躍の立役者ボブ・アイガー氏が語る 「積み上げてきた価値を『崇拝』せず『尊重』せよ」
The Walt Disney Companyを巨大メディア企業に成長させた前CEOのボブ・アイガー氏が、レ...

news048.jpg

組織内のデータの半分以上が「ダークデータ」 回答者の66%――Splunk調査
「ダークデータ」とは活用できていない 、もしくは把握すらできていないデータのこと。