現場スタッフのパフォーマンス向上で組織力をアップする――電通国際情報サービスの「POSITIVE」が目指す人事管理は、現場に力点を置いた日本型のタレントマネジメントが特徴だ。
「POSITIVE」は、電通国際情報サービス(以下、ISID)が提供する大手企業向け人事・給与・就業パッケージ製品。2002年に初代バージョンをリリースして以来、機能強化を重ねながら数多くのユーザーを獲得している。
POSITIVEは、「人事管理」「給与管理」「就業管理」「従業員向けWebサービス」の4つの機能モジュールで構成される。これらのうち、人事管理は全ての機能のベースとなる人材情報管理の基本モジュールで、他の3つのモジュールは人材管理と組み合わされることで機能する。
また従業員向けWebサービスは、各種申請や目標管理などのワークフローをWeb上で実行できる機能を持つ。ただ、Webに対応しているのはこの機能だけではない。POSITIVEの大きな特徴の1つは、人事管理や給与管理、就業管理を含む全ての機能がブラウザで利用できる点にある。ISID ビジネスソリューション事業部 BS営業ユニット ビジネスソリューション営業3部 営業1課 課長 佐藤博之氏は、POSITIVEが全面的にWebアーキテクチャを採用した理由を、次のように説明する。
「POSITIVEを開発するに当たっては、人事部だけでなく業務現場でも広く活用できる人事システムを目指した。そのために、より現場で活用しやすいブラウザインタフェースで、全ての機能を利用できるようにした。現場に対して人材情報を広く可視化することで、マネジメント層は部下の情報を基に人材育成の計画を立てることができ、また現場の従業員も自身のスキルを登録して会社にアピールできる他、自身の現在の評価を知ることでキャリア形成のモチベーションを高めることができる」
「人材情報の可視化」や「人材育成」といったキーワードからは、昨今注目を集める「タレントマネジメント」のソリューションが思い浮かぶだろう。POSITIVEもそういう意味では、タレントマネジメントソリューションだといえるが、ISIDではあえてタレントマネジメントという用語は使っていないという。その理由について、ISID ビジネスソリューション事業部 BS営業ユニット ビジネスソリューション営業3部 営業1課 シニアコンサルタントの角谷勝実氏は、次のように述べる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
サプライチェーンリスクが多様化する中、いかにして適切なリスクマネジメントを実践し、持続可能なサプライチェーンを構築していくかが大きな課題になっている。課題を解消し、サプライチェーン変革を実現するためのヒントを紹介する。
早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授と富士通の瀧澤健氏が「サステナビリティへの取り組みと持続可能な成長の両立」をテーマに対談を行った。本資料では、企業の在り方が多角的・本質的な視点で議論された本対談を抜粋して紹介する。
従業員にさまざまなサービスを提供するHR業務に、生成AIを導入する動きが加速している。生成AIは、HR業務が抱えている課題をどのように解決し、従業員エクスペリエンス(EX)の品質向上と組織全体の生産性向上に貢献するのだろうか。
優秀な人材を採用するためには面接が欠かせないが、応募者のAI活用スキルも上がり、書類選考では見極めが難しい。また面接は実施数が多いと人事担当者の負担が大きくなる。そこで取り入れたいのが、動画での応募とAIを活用する方法だ。
「働き方改革関連法」の施行に伴い、労働時間の適正把握や時間外労働の上限規制など、企業はさまざまな対応を進めてきた。しかし、適切な対応ができているか改めて点検すべき点もある。企業が取るべき実務対応について解説する。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...