IT企業は、統合型ビルディングオートメーションシステムの導入や、設備管理の分野におけるモノのインターネット(IoT:Internet of Things)の採用が進めば、ビジネスチャンスが拡大すると期待しているようだ。
暖房、換気、空調(HVAC:Heating/Ventilation/Air Conditioning)、セキュリティ、冷蔵および照明は従来、個別のシステムとして運用されてきた。またその多くは、独自方式に基づくニッチ市場を形成し、主流のITシステムや標準とは切り離された存在だった。だがこうした孤立は終わりを告げ、より統合的な環境の時代が訪れようとしている。ビルディングオートメーションを手掛けるシステムインテグレーターやリセラーは、顧客の各種既存システムの間に存在する溝を埋めたいと考えている。
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