1回で分かる:物理サーバを仮想サーバのように使えてしまう「ベアメタルクラウド」IT部長さんのための技術トレンド【第6回】

OSの入っていない物理サーバ(ベアメタルサーバ)をクラウドと同様に利用できるベアメタルクラウド。物理サーバの性能にクラウドの利便性を取り入れた新しいサーバソリューションとして注目されはじめている。

2014年08月25日 08時00分 公開
[原田信宏,リンク]

 最近、ITインフラ業界で「ベアメタルクラウド」という新しいサーバソリューションを耳にすることが増えてきました。しかし、まだ新しい概念のため、聞き慣れない人も多いと思われます。そこで今回は、このベアメタルクラウドを一から説明していきたいと思います。

ベアメタルクラウドとは

 「ベアメタル」という言葉自体を聞いたことがないという人も多くいるのでないでしょうか。直訳すると「むき出しの金属」という意味で、航空業界で塗装前の機体を指す言葉として用いられています。塗装前の何も手が加えられていない状態という意味から転じて、IT業界では「OSがインストールされていない、空っぽの状態の物理サーバ」という意味で以前から使われていました。故に「ベアメタル」という概念は以前から存在しており、新しい技術というわけではありません。

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