iOS/Android版Officeに注目 2015年上半期、情報系システムで最も読まれた記事はユーザー企業/組織の読者が選んだ、2015年上半期記事ランキング(情報系システム編)(1/2 ページ)

Microsoft Officeは、その主要な舞台をクライアントPCからモバイルデバイスへ変えつつあります。2015年上半期に公開した、情報系システム関連の記事ランキングを紹介します。

2015年08月13日 08時00分 公開
[中尾太貴TechTargetジャパン]

ランキング集計方法

期間中(2015年1月〜6月)に掲載した記事について、同期間中のページビュー上位10記事をピックアップしました。ページビューの計測対象は、TechTargetジャパンの主要読者であるユーザー企業/組織の読者です(ベンダーをはじめとするIT系業種や無職、学生の読者のページビューは除外しています)。


容量無制限のフォトストレージ「Google Photos」が1位に

Googleが放った最も優れた製品かもしれない「Google Photos」(TechTargetジャパン記事「徹底レビュー:Gmail以来の衝撃、容量無制限「Google フォト」がステキすぎる 」より)《クリックで拡大》

 2015年上半期(1月1日〜6月30日)までにTechTargetジャパンが掲載した情報系システム関連記事の中から、ユーザー企業/組織の読者の閲覧数ランキングを上に示しました。上半期最も読まれた記事は「徹底レビュー:Gmail以来の衝撃、容量無制限『Google フォト』がステキすぎる」でした。無償で1600万画素までの画像とHD(高精細度)の動画を無制限に保存でき、人工知能技術「ディープラーニング」を使った自動タグ付け機能を備える「Google フォト」。専用クライアントアプリケーションで写真の切り抜きや露出調整、色の変更などもできます。いいことずくめに思えるGoogle フォトですが、短所も存在します。こちらの記事は、そんなGoogle フォトの詳細機能やメリット/デメリットを紹介しています。

注目されるモバイルOS向け「Microsoft Office」

 2位は「『Office 2016』を先取りレビュー、タブレットユーザーに優しくなった?」が入りました。クライアントPCやタブレットで使える、次期「Microsoft Office」の注目度の高さが伺えます。Office 2016は、米Microsoftからプレビュー版が2015年5月に公開されています。こちらの記事では、プレビュー版を基にOffice2016で変更された機能や新機能を紹介。デスクトップ用とタブレット用の違いにも触れています。2015年下半期に正式リリースされるOffice 2016の前に、記事を確認してみてはいかがでしょうか。

 また、2015年上半期には米AppleのモバイルOS「iOS」向けMicrosoft Officeに遅れる形で、Googleの「Android」向けOfficeが正式リリースされ、2大モバイルOS向けOfficeが出そろいました。5位「『Microsoft Office』がiOS、Androidに完全対応で無料オフィス市場に地殻変動」と7位「Androidタブレット向け“無料”『Office』登場、正式版はどこまで使える?」、10位「スマホで撮影したメモがWordに、無料スキャンアプリ『Microsoft Office Lens』の手放せない便利さ」とモバイルOS版Officeに関する記事が3つもランクインしており、関心の高さが伺えます。こちらの3つの記事はモバイルOS版Officeがどのような機能を持つのか、エンドユーザーにとって利便性が良いアプリケーションなのかどうかを紹介した記事となっています。

 一方、6位「iOS/Android版『Outlook』に意外な高評価、ただIT管理者が困り顔なのはなぜ?」は、Microsoft Officeアプリケーションの1つ「Outlook」について、IT管理者からみた懸念について指摘しています。モバイルOS向けOfficeは管理面で懸念が残りますが、多くのメリットもあります。モバイルOS向けOfficeのビジネス活用は広がるのか、今後に注目です。

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