2016年07月01日 07時00分 公開
特集/連載

人類だけではもう無理──複雑怪奇なネットワークを「無線LAN分析」で制御するそれはもう人智を超えた領域(2/2 ページ)

[Craig Mathias,TechTarget]
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無線LAN分析はネットワーク運用の主役になる

 現代の無線LAN分析は、多くの点で航空機の場合と似ている。多くのことが進行し、管理画面の設定について考える限りの組み合わせを用意し、それぞれの結果について、人間であるオペレーターが全て把握しているという想定は実情に合わない。

 一方、IT管理者が必要とするリアルタム分析では、そうした設定の現状以外に潜在的な影響まで調べてトラフィックの流れやセキュリティがポリシーに沿っていることを確認し、異常が発生している場合は、スタッフがシステムの運用状況について詳細に理解しなくても、無線LANのパフォーマンスを迅速かつ効率的で正確に最適化するために必要な情報を提供する。

 ネットワーク運用の未来は、無線LAN分析が中心的な存在となる。単に情報を提供するだけでなく、分析は繰り返し行うフィードバック作業の一部となり、リアルタイム分析の結果を使って管理画面の設定を変更する。無線LAN分析は、有線ネットワーク(特に無線LANアクセスポイントのための電力と相互接続を提供しているイーサネットスイッチ)のかじ取りも担う。

 無線LAN分析で最も新しい変化では、SDN(Software Definied Netoworking)に向かう傾向にも沿っている。あと5〜10年のうちに、SDNはネットワークアーキテクチャと実装を支配するかもしれない。

 もう1つの新しい変化である「マルチクライアント分析」あるいは「サブスクリプションベースサービス」としての分析は、リアルタイムのアラートを企業単体のネットワークから、同じような設定や機器を持つ別企業のネットワークへと送信することにより、ネットワークの効率が向上する。この自動化では、セキュリティやエンドユーザーの生産性に影響が及ぶ前に問題を解決できる。

 無線LAN分析は、ITの最優先課題と多くの関係者が認識するようになり、近いうちにイーサネットスイッチや無線LAN関連機器と並んでネットワーク構成における最も重要な進化段階の1ステップとなるだろう。

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