UberやKDDIのAPI活用とは 主要5社のビジネスモデルを解説基礎から分かるAPI管理【第1回】

API活用には、APIの提供者と利用者の双方にとってメリットがある。APIを活用したビジネスモデルや主要な事例について紹介する。

2018年04月16日 05時00分 公開
[岡野隆也]

関連キーワード

API | Amazon | Google | SDK | アプリケーション開発


APIエコノミーとは

 自治体、企業を問わず、幅広い組織がAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を介したデータの公開やサービス提供に積極的に取り組んでいる。APIを公開することで、企業にとっては新規顧客の獲得といった自社サービスの普及拡大が期待できる。一方で利用者の観点では、公開されているさまざまなAPIを組み合わせ、迅速なサービス開発(「マッシュアップ」ともいわれる)が可能になるため、自社の競争力を高められる。加えてAPIの組み合わせを工夫すれば、新たなサービスの創造にもつながる。

 APIによって、提供者と利用者双方のサービス普及拡大や競争力強化が実現できる環境を「APIエコノミー」と呼ぶ。

APIを利用する目的

 APIエコノミーでは、APIを公開する「API提供者」、公開されたAPIを利用する「API利用者」といったプレイヤーが存在し、これらのプレイヤーはさまざまな目的でAPIを利用している。プレイヤー別の主要なAPI活用目的は、以下の通りだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。