SAPの顧客になることを検討している最高情報責任者(CIO)、またはSAPの次世代ERPへの移行を考えているCIOは、まず自社に適した実行プラットフォームを判断することになる。実行プラットフォームには、「SAP S/4HANA Cloud」、オンプレミス、ハイブリッドの3つがある。そして、判断の際には、デューデリジェンス(適正評価)を実施しなければならない。それぞれの選択肢にはメリットとデメリットがある。そのため、それらを全て検討してから選択することが重要だ。
とはいえ、S/4HANAのさまざまな実行プラットフォームのメリットとデメリットを見ていく前に、中核となる考え方を幾つか確認しておこう。
S/4HANAは、SAPのインメモリデータベース「SAP HANA」を基盤とするオンプレミスのERPビジネススイートだ。SAP HANAデータベース、アプリケーション、データセンター、OS、ミドルウェア、サーバ、仮想化、ネットワーキングなど、全てをオンプレミスで顧客が管理する。
営業デジタル化の始め方(無料eBook)
「ITmedia マーケティング」では、気になるマーケティングトレンドをeBookにまとめて不定...
「RED」「Bilibili」「Douyin」他 中国の主要SNSプラットフォームの特徴まとめ
トレンド変化の大きい中国においてマーケティングを成功させるためには、主要SNSプラット...
コロナ禍における「ご自愛消費」の現状――スナックミー調査
「ご自愛消費」として最も多いのは「スイーツやおやつ」で全体の68%。その他、ランチ38...