無線LANの新プロトコル「WPA3」への移行が必要な理由WPA2に次ぐ新たなプロトコル

新たに策定された無線LANのセキュリティプロトコル「WPA3」には、さまざまな強化点がある。本記事では、企業がWPA3に移行すべき理由を考える。

2018年11月08日 05時00分 公開
[Judith MyersonTechTarget]

関連キーワード

Wi-Fi | 無線LAN | 暗号化


画像 新しいセキュリティプロトコルであるWPA3の強化点は

 無線LAN規格の標準化団体であるWi-Fi Allianceは2018年6月、待望されていたセキュリティプロトコル「Wi-Fi Protected Access」(WPA)の最新版を発表した。それが「WPA3」だ。WPA3にはどのような強化点が含まれるのだろうか。企業はWPA3を導入すべきなのだろうか。

 従来のセキュリティプロトコルと同様、WPA3には個人向けの「WPA3-Personal」と、組織向けの「WPA3-Enterprise」という2つのセキュリティモードがある。どちらのモードでも最新のセキュリティ手法が用いられ、旧式のプロトコルは使用されなくなった。

 WPA3-Personalは、パスワード類推攻撃に対する保護に加え、回復性を高めることも目的としている。一方WPA3-Enterpriseは、企業ネットワーク経由での機密データの伝送を適切に保護するよう設計されている。

 WPA3-Enterpriseは、複数の暗号化プロトコルを組み合わせて、強固なセキュリティを実現する。

新たな暗号化手法によるセキュリティ保護の強化

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news170.jpg

AIの進化が加速する「プラットフォームビジネス」とは?
マーケットプレイス構築を支援するMiraklが日本で初のイベントを開催し、新たな成長戦略...

news029.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年12月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news166.png

2024年の消費者購買行動変化 「日本酒」に注目してみると……
2023年と比較して2024年の消費者の購買行動にはどのような変化があったのか。カタリナマ...