IBMによるRed Hat買収が不安でたまらない人たちの言い分Red Hatは消えるのか

IBMによるRed Hat買収がさまざまな臆測を呼んでいる。楽観論もあれば悲観論もある。悲観的な人々は、一体何を恐れているのだろうか。

2018年12月20日 08時00分 公開
[Adrian BridgwaterComputer Weekly]

 「技術企業の関連ニュースは一切知らせないでくれ」と書いた岩の下に一週間隠れでもしない限り、約340億ドル(約3兆8000億円)でIBMがRed Hatの全株式買収に合意したニュースは耳に入っているだろう。

Computer Weekly日本語版 12月19日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 12月19日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。

ボタンボタン

 この買収は全てが順調に見える。MicrosoftによるGitHubの買収と同等(または恐らくそれ以上)の労力と資金がエンタープライズオープンソースに投資されるだろう。さらに良いことに、Red HatはIBMのHybrid Cloudチームの独立部門として加わり、Red Hatのオープンソース開発遺産の「独立性と中立性の維持」が重視されるとIBMは伝えている。

 このよう買収はさまざまなところで行われている。MicrosoftはGitHubを75億ドル(約8400億円)で、Salesforce.comはMuleSoftを65億ドル(約7300億円)で買収した。またClouderaとHortonworksも52億ドル(約5800億円)に達する合併を発表している。

順風満帆か

 では、全てが順調なのだろうか。

 Codenvyの前CEOで、現在はOSSの統合を手掛ける企業WSO2のCEOを務めるタイラー・ジュエル氏によると、Red Hatの買収は想像するほど全てが満足なものではないという。

 同氏はRed Hatに短期間在職しており、その間もGoogle、Microsoft、IBMから買収の話し合いが何度も持ち掛けられたと話す。

 ジュエル氏はブログに次のように記している。

続きはComputer Weekly日本語版 12月19日号にて

本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。


Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー

Computer Weekly日本語版 12月5日号 Chromebook大好き

Computer Weekly日本語版 11月21日号 G Suite対Office 365攻防戦の行方

Computer Weekly日本語版 11月7日号 意外な所に潜む コンプライアンス違反


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...