Samsung「Galaxy S10」シリーズ登場、「S10」「S10+」「S10e」「S10 5G」の違いを徹底比較5G、Wi-Fi 6への準拠も

Samsung「Galaxy S10」シリーズの新モデル、「S10」「S10+」「S10e」「S10 5G」のモデル別の特徴を解説する。

2019年03月09日 05時00分 公開
[Yuuki NishidaTechTarget]

関連キーワード

Android | スマートフォン


画像

 Samsung Electronics(以下、Samsung)は最初の「Galaxy S」発表から10年がたった2019年に、「Samsung Galaxy S10」シリーズ(以下、S10シリーズ)の新モデル「S10」「S10+」「S10e」「S10 5G」を披露した。これらの新モデル4機種を、Samsungは「次世代」のモバイル端末と呼ぶ。新モデルはダイナミックAMOLEDディスプレイ「Infinity-O Display」や無線充電機能を搭載。さらに5G(第5世代移動体通信システム)と、「Wi-Fi 6」、つまり無線LAN規格「IEEE 802.11ax」への準拠、1TBの内部ストレージの搭載を実現したモデルがある。

 米国で販売するS10シリーズのスマートフォンは、Qualcommのプロセッサ「Snapdragon 855」を搭載し、Wi-Fi 6に準拠する。インターナショナルバージョンに搭載されるプロセッサは「Samsung Exynos 9820」だ。これまでの「Galaxy」シリーズのスマートフォンより高速で強力なプロセッサに加えて、S10モデルはInfinity-O Displayを搭載する。最近のiPhoneで人気が高まったノッチ(ディスプレイ上部に設けられた「切り欠き」)は避け、S10のディスプレイは極薄のベゼル(ディスプレイを保護する枠)を搭載、左上の隅にはインカメラ(前面カメラ)レンズ用の小さなパンチ穴がある。

 業界標準化団体Video Electronics Standards Association(VESA)の認定規格「HDR10+」に準拠したこのディスプレイは、Samsungによれば「鮮明でリアルな画像を映し出す」ためのものだという。S10の画面解像度は3040×1440ピクセル、画素密度は550ppiになる。

モデルごとの違い、新たに搭載した機能

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...

news023.jpg

世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...

news078.png

営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...