「Azure IoT」サービスを一挙紹介【前編】
「Azure IoT Hub」「Azure IoT Edge」「Azure IoT Central」の違いとは?
企業が自社のIoTデバイスを効率的に管理/監視できるようにする手段として、Microsoftが提供しているサービス群が「Azure IoT」だ。「Azure IoT Hub」「Azure IoT Edge」など4種のAzure IoTサービスを紹介する。
歩数の計測から部屋の温度調節まで、モノのインターネット(IoT)が日常生活に入り込んでいる。IoTに利用されるネットワーク接続型デバイス(以下、IoTデバイス)は、さまざまなデータを収集する機能を備えている。企業はこうしたIoTデバイスが集めたデータを集約し、処理し、そこから洞察を引き出す手段を必要としている。
ユーザー企業はIoTデバイスの接続、保護、管理といったIoTに必要な機能をまとめたシステムを自前で構築するか、定型化されたサービスを利用して導入速度を上げるか、どちらかを選択できる。後者の代表例として、MicrosoftのIoTサービス群「Azure IoT」がある。本稿で取り上げるAzure IoTの特徴を確認し、自社のニーズに合うかどうかを確認してもらいたい。
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Azure IoT Hub
「Azure IoT Hub」は、IoTデバイスをクラウドで監視/管理するサービスだ。監視機能によって、デバイスの障害や接続状況など、さまざまなイベントを追跡し、システム全体の正常性を確保する。イベント駆動型のサーバレスアプリケーションを構築する「Event Grid」、ワークフローを自動化する「Logic Apps」、機械学習サービス「Azure Machine Learning Service」、リアルタイムのデータ分析機能「Azure Stream Analytics」などと連携する。
IoTデバイスで実行するアプリケーションを構築するためのソフトウェア開発キット(SDK)「IoT Hub Device SDK」は、「Java」や「Python」といったプログラミング言語に加え、サーバサイドJavaScript実行環境の「Node.js」などを利用できる。
Azure IoT Edge
「Azure IoT Edge」はAzure IoT Hubと似ており、IoTデバイスの管理/監視機能を備えている。Azure IoT Hubとの違いは、データをクラウド側ではなく、IoTデバイス側で直接分析する点にある。ユーザー企業はクラウドにデータ転送する必要がないため、データ分析による洞察を得るのにかかる時間を短縮できる。
代表的なAzure IoT Edgeの構成要素である「Azure IoT Edge runtime」は、各IoTデバイスにデプロイ(配備)された専用モジュールの管理を担う。モジュールが正常に稼働しているかどうかを調査・報告し、セキュリティを確保し、IoTデバイス、モジュール、クラウド間の円滑な通信を提供する。
Azure IoT Central
「Azure IoT Central」もIoTデバイスを管理/監視するサービスだ。他のAzure IoTサービスが搭載している制御機能の一部は含まれていないが、その分、必要な設定、管理、運用の負担も少なくなる。IoTデバイスはAzure IoT Centralに接続し、計測データや同期データなどを送受信する。ユーザー情報などアプリケーションで取り扱うデータはクラウドに保存する。
Azure IoTソリューションアクセラレータ
「Azure IoTソリューションアクセラレータ」は、予知保全やリモート監視など、一般的なIoTの利用シーンを想定したアプリケーション開発を容易にするテンプレートを提供している。ユーザー企業はテンプレートのソースコードを「GitHub」から入手でき、要件に応じてカスタマイズも可能だ。これらのテンプレートは拡張性のあるモジュール形式となっており、セキュリティが確保されている。
後編では「Azure Sphere」など、他のAzure IoTサービスを紹介する。
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「Azure IoT」サービスを一挙紹介
IoTデバイスを適切に管理する手段を導入できているだろうか。「Microsoft Azure」にはIoTの利用シーンで必要になるさまざまなサービスを含む「Azure IoT」がある。IoTデバイスを管理する上で知っておきたい、Azure IoTのサービスを紹介する。
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