2021年06月01日 08時00分 公開
特集/連載

RPAが人間よりも決定的に優れている理由スマート化するRPA【前編】

RPAはもはや人間の作業を模倣するだけの存在ではなくなった。むしろ人間よりも優れている面もある。RPAの適用方法を検討する上で、こうした優位点を考慮する必要がある。

[Stephen Pritchard,Computer Weekly]
iStock.com/NanoStockk

 RPA(ロボティックプロセスオートメーション)は人間を反復作業から解放し、効率と精度を向上させる。RPAはアプリケーション間でデータを移動する必要がある場合に特に役立つ。

 RPAはさらに進化している。

 RPAにAIを組み込めば、柔軟性、回復力、スマートさが向上する可能性がある。RPAは請求書から総計を取り出し、その額が範囲内ならば人間にその請求書を送信する。AIはこれをさらに進化させ、予期しない変化に対応したり傾向を検出したりできるかもしれない。そうすれば人間に引き継がれる負荷が抑えられ、異常や欠陥の検出に役立つ。

 ソフトウェアサプライヤーは、ビジネスプロセスを合理化または改善する方法を学習したり、機能停止に適応したりできるシステムを予測している。最終的には、それが自律的に動作するERPやCRMにつながる可能性がある。

 RPAが最初に定着したのは、データの再入力が必要な金融サービス、電気通信、行政、医療などの業界だ。最近は製造や物流にも定着した。

 RPAは請求書の処理、サプライヤーの設定、人事、顧客サービスの一部など、ビジネス全体に共通するタスクにも役立つ。RPAにとって理想的なのは、予測可能で反復的なタスクだ。

 Gartnerの著名なアナリストであるキャシー・トーンボーム氏(バイスプレジデント)は次のように話す。「10年以上前のRPAはユーザーインタフェースを介してプロセスを自動化する方法の一つだった。RPAはあらゆる種類のシステムと相互作用できる『バベルフィッシュ』(訳注:ダグラス・アダムスの小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場する万能翻訳魚)だ」

RPAに適したタスク

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