バイオ製薬会社が選んだ「BYOC」とは? 脱PBXせずに「Zoom Phone」を使う方法導入企業に聞く「Zoom Phone」の活用法【中編】

音声クラウドサービス「Zoom Phone」の導入に当たり、バイオ製薬会社のGilead Sciencesはレガシー設備を併用する「BYOC」(Bring Your Own Carrier)を採用した。そもそもBYOCとは何か。そのメリットは。

2021年07月27日 05時00分 公開
[Katherine FinnellTechTarget]

 前編「バイオ製薬会社が『Zoom Phone』を選んだ“合理的”な理由」で紹介した通り、バイオ製薬会社のGilead Sciencesはもともとオンプレミスインフラで利用していたユニファイドコミュニケーション(UC)製品を将来的にUCのクラウドサービス、つまりUCaaS(Unified Communications as a Service)に移行する計画を持っていた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)に伴って計画の前倒しを迫られた同社は、Zoom Video Communicationsの音声クラウドサービス「Zoom Phone」の導入プロジェクトに取り組んだ。

既存PBXを撤廃しない「BYOC」のアプローチとは

 Zoom Phoneへの移行に当たって、Gilead Sciencesは「BYOC」(Bring Your Own Carrier)のアプローチを採用した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...

news040.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。