「HR Tech」に関連するベンダーや技術の買収が相次いでいる。買収により事業を強化したSAPやServiceNowの取り組みを紹介する。
前編「『HR Tech』なぜ活況? コロナ禍だけではない理由」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の影響を受けて拡大傾向にある「HR Tech」市場と、市場拡大の理由を説明した。HR Techは、人事(HR)業務を技術で改善することだ。後編は、HR Tech市場拡大を裏付ける買収案件を紹介する。
SAPは2021年8月、HR TechベンダーSwoopTalentの知的所有権を買収したと発表した。SwoopTalentは、ユーザー企業の社内にある人材システムのデータと、ソーシャルメディアデータなどのパブリックデータを組み合わせて、従業員に関するデータを一元的に可視化できるようにする。ユーザー企業が利用する人材システムのベンダーは問わない。SAPによると、ユーザー企業は従業員に関するデータを一元管理することで、従業員にぴったりの職種、プロジェクト、スキル開発手法、メンターを見つけることができる。
2021年9月、ServiceNowは屋内地図作成ツールを手掛けるMapwizeを買収した。「Mapwizeを買収したことで、当社は自社製の屋内地図作成ツールをユーザー企業の従業員や訪問者のデバイスに提供しやすくなる」と、ServiceNowで従業員ワークフロー部門のバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーを務めるディーパック・バーラドワージ氏は説明する。
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