「AWS Snowball Edge」にテープデータ移行機能を追加 オフライン移行の利点は?TechTarget発 世界のITニュース

AWSはネットワークを利用せずテープの大量データのクラウド移行ができるよう、データ移行デバイス「AWS Snowball Edge」に新機能を追加した。どのようなものなのか。

2022年02月18日 05時00分 公開
[Adam ArmstrongTechTarget]

 Amazon Web Services(AWS)は、オンプレミスインフラのデータを同社のクラウドサービスに移行するためのデバイス「AWS Snowball Edge」に、テープのデータを移行する機能を追加した。デバイスごとに最大80TBのデータ移行が可能だ。

ネットワーク速度が遅い企業にニーズ 新機能で何ができるか?

 現地時間の2021年11月29日から12月3日まで米国で開催した自社イベント「AWS re:Invent 2021」で、AWSはAWS Snowball Edgeのテープのデータ移行機能を発表した。同社によると、ユーザー企業はテープのデータをクラウドサービスに移行させる際、必要な設備を減らしてコスト削減を図れるようになる。移行後のデータは、クラウドストレージ「Amazon S3」(Amazon Simple Storage Service)のストレージクラス「Amazon S3 Glacier Flexible Retrieval」か「Amazon S3 Glacier Deep Archive」のいずれかに保存する。ユーザー企業はバックアップソフトウェアからデータにアクセスできる。

 データ移行ツール「AWS DataSync」を担当するプリンシパルプロダクトマネジャーであるジェフ・バートリー氏によると、ユーザー企業は自社に最適なデータ移行方法を検討する必要がある。ユーザー企業はオンラインでの移行と、AWS Snowball Edgeなどのハードウェアを使ったオフライン移行のいずれかを選択可能だ。「ネットワークの速度が遅く、かつ大量データを移行する場合はオフライン移行を検討する価値がある」と同氏は述べる。特に帯域幅(回線容量)が5Gbps以下のネットワークを利用する企業を中心に、同社はオフラインによるテープのデータ移行のニーズがあると捉えている。

 AWS Snowball Edgeは、仮想テープライブラリ(VTL)を作成してオフラインでテープデータを格納した後、デバイスをAWSのデータセンターに配送し、データをAWSのストレージに転送する仕組みだ。そのため、ネットワークは利用せずにデータ移行ができる。AWS Snowball EdgeはAWSが所有し管理する。データ改ざんを防ぐために、筐体(きょうたい)は不正開封ができない設計だ。

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