Oracleの無料クラウドサービス「Always Free」を使うことで、開発者はコストをかけずにクラウドアプリケーションを構築し、試験的に運用することができる。無料のサービスだけでどこまでできるのか。
主要クラウドベンダーは、クラウドサービスに無料プランを設けている。期間限定の無料プランは対象サービスが充実している一方、期間無制限の無料プランは対象サービスが限られ、かつ使用制限が厳しくなる傾向がある。前編「OracleとAWSの『常時無料枠』を比較 OCIにあってAWSにはない“あれ”とは」に続く本稿は、Oracleがクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」向けに提供する期間無制限の無料プラン、「Always Free」の使い方を説明する。
OCIの管理コンソールは、Always Freeで使える機能を表示する。具体的には、以下をはじめとする一部の機能がAlways Freeで利用可能だ。
開発者はAlways Freeのサービスだけで、クラウドアプリケーションを設計、構築できる。Oracleは、Oracle APEXで開発するデータベースアプリケーションなど、Always Freeのリソースを利用して開発できるアプリケーションのテンプレートを提供している。例えば開発者がEコマースシステムといった、データベースを利用したアプリケーションを試作したい場合に役立つ。
OracleはArmアーキテクチャベースの仮想マシンサービス「Ampere A1 Compute」のインスタンス(仮想サーバ)もAlways Freeで利用できるようにしている。これにより開発者のArm技術の試用を後押ししている。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
Metaに潰されないために残された生き残りの道は?――2025年のSNS大予測(Snapchat編)
若年層に人気のSnapchatだが、大人にはあまり浸透していない。一方で、AR(拡張現実)開...
「猛暑」「米騒動」「インバウンド」の影響は? 2024年に最も売り上げが伸びたものランキング
小売店の推定販売金額の伸びから、日用消費財の中で何が売れたのかを振り返るランキング...
Netflixコラボが止まらない 「イカゲーム」シーズン2公開で人気爆上がり必至のアプリとは?
Duolingoは言語学習アプリとNetflixの大人気ドラマを結び付けたキャンペーンを展開。屋外...