Oracleの無料クラウドサービス「Always Free」を使うことで、開発者はコストをかけずにクラウドアプリケーションを構築し、試験的に運用することができる。無料のサービスだけでどこまでできるのか。
主要クラウドベンダーは、クラウドサービスに無料プランを設けている。期間限定の無料プランは対象サービスが充実している一方、期間無制限の無料プランは対象サービスが限られ、かつ使用制限が厳しくなる傾向がある。前編「OracleとAWSの『常時無料枠』を比較 OCIにあってAWSにはない“あれ”とは」に続く本稿は、Oracleがクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」向けに提供する期間無制限の無料プラン、「Always Free」の使い方を説明する。
OCIの管理コンソールは、Always Freeで使える機能を表示する。具体的には、以下をはじめとする一部の機能がAlways Freeで利用可能だ。
開発者はAlways Freeのサービスだけで、クラウドアプリケーションを設計、構築できる。Oracleは、Oracle APEXで開発するデータベースアプリケーションなど、Always Freeのリソースを利用して開発できるアプリケーションのテンプレートを提供している。例えば開発者がEコマースシステムといった、データベースを利用したアプリケーションを試作したい場合に役立つ。
OracleはArmアーキテクチャベースの仮想マシンサービス「Ampere A1 Compute」のインスタンス(仮想サーバ)もAlways Freeで利用できるようにしている。これにより開発者のArm技術の試用を後押ししている。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ロッテはシステムのAWS移行を進める中、DX推進の鍵は内製化比率の向上にあると考え、内製化の強化に踏み切った。本資料では、内製化の実現に向け、支援を受けながら、初めて取り組んだAWS開発と人材育成を成功させた事例を紹介する。
B2B取引の決済手段として多くの企業が採用している請求書払い(後払い)だが、入金遅延や未払いが発生するリスクもある。そこで、これらのリスクと業務負担を解消する決済代行サービスが登場した。本資料で詳しく紹介する。
SaaSの決済手段ではクレジットカード払いを設定するのが一般的だが、B2B取引においてはそれだけだと新規顧客を取りこぼすこともある。Chatworkやココナラなどの事例を交え、決済手段を多様化する重要性と、その実践方法を解説する。
ハイブリッドクラウドやエッジコンピューティングの普及に伴い、企業が管理すべきIT資源が急増している。こうした中で注目を集めるのが、あるクラウドサービスだ。分散環境における課題とその解決策について、導入事例とともに解説する。
AI活用やデータドリブン経営が加速する一方で、レガシーインフラが問題になるケースが増えている。特に複数の世代にわたってIT資産が混在しているインフラ環境では、運用負荷やコストが増大してしまう。この問題をどう解消すればよいのか。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...