Micron Technologyが「Micron 7450 SSD with NVMe」(以下Micron 7450)の出荷を開始した。Micron 7450は176層NANDをデータセンターにもたらす初めての製品だ。前製品の「Micron 7400 SSD」が96層、7.68TBのドライブだったのに対し、Micron 7450は176層になったことで15.36TBを実現する。
ユースケースは、ブートドライブからデータベースストレージまで多岐にわたる。
「ハードウェア市場はサプライチェーンの問題に苦しんでいる」と話すのは、Moor Insights & Strategyのパトリック・ムーアヘッド氏(アナリスト)だ。
「つまり、ユニット数を最小限に抑えて必要な容量を確保することが基本になる。それが求められるユースケースはアーカイブだけではない。ハイパースケーラーはサービスレベルを維持するために、企業はデータベースを運用するために、高速で耐久性が高いSSDを必要としている」(ムーアヘッド氏)
TLC NANDが利用可能になった結果、Micron 7450は大容量SSDに使われることが多いQLCよりも読み取り速度と耐久性が向上する。
Micron 7450はPCIe 4.0接続で4チャネルを使用し、6.9GBpsのスループットを実現する可能性がある。読み取りが70%、書き込みが30%の日常のワークロードならばレイテンシを2ミリ秒未満に抑えられる。この低レイテンシによって100万IOPSを実現する。
Micronは、容量、ワークロード、フォームファクターに応じて約30種類のバージョンのMicron 7450を提供する。同社は、従来の2.5インチドライブ(U.3)、M.2、EDSFF E1.Sなど、データセンターの全ユースケースに対応することを目指している。
容量は、U.3が960G〜15.36TB、E1.Sが960G〜7.68TB、M.2が480G〜3.84TBだ。「Pro」バージョンは全領域に毎日書き込んでも5年間はサポートされる。
「Max」バージョンは、1日当たり3回の総再書き込み回数をサポートする。Maxバージョンには主セルが限界に達したときに緊急リソースとして機能するセルがあるため、容量が若干少ない。Maxバージョンの実効容量は、15.36TBが12.8TB、960GBでは800GBになる。
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