「Twitter」から別サービスへの移行を検討する場合、どのような候補があるのだろうか。移行先候補として「LinkedIn」と「Mastodon」を解説する。
短文投稿サイト「Twitter」の代替策として、ビジネス活用が期待できるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)は幾つかある。主要な7つの候補のうち、3つ目と4つ目を紹介する。
ビジネス特化型SNSとして知られる、LinkedIn社の「LinkedIn」。実はストリーミング配信機能やニュースフィード機能といったソーシャルメディア機能も充実している。
ユーザーはTwitterと同じように、動画やリンク、最新情報、画像をLinkedInに投稿できる。LinkedIn経由で求人情報を検索し、求人に応募することも可能だ。LinkedIn社は、ユーザーが新しい仕事のスキルを身に付けるためのオンライン教育サービス「LinkedIn Learning」も運営している。
LinkedIn社は2016年にMicrosoftに買収された。LinkedInはこれまでなりすましアカウントの問題に悩まされてきた。機械学習をはじめとする人工知能(AI)技術を用いたモニタリングにより、この問題の解消に取り組んでいる。LinkedIn社のレポートによると、なりすましアカウントを一掃するために活躍しているのはAIシステムだけではない。同社の従業員も手動でプロファイルを確認している。
オイゲン・ロホコ氏が開発した「Mastodon」は、Twitterをはじめとする中央集権的なSNSとは違い、分散型という特徴がある。ユーザーは、オープンソースソフトウェアを使って独自のMastodonインスタンス(サーバ)を構築し、運営できる。Mastodonには広告がない。
Mastodonは複数のサーバを接続して成り立っている。そのため、それぞれのサーバを独自のSNSと見なせる。
ユーザーは、自分と似た興味を持つユーザーが属するサーバを探して所属する。あるサーバに属するユーザーは、サーバの情報をシェアすることで、他のユーザーがサーバを見つけるのを手助けできる。自分にもっと合うサーバが見つかったら、所属するサーバを変えることも可能だ。
第5回は「Reddit」を紹介する。
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