「Windows 11」パフォーマンス問題解消法【第4回】
Windows 11をいつか遅くする“小さな大問題”を一掃する無料ツールとは?
「Windows 11」のパフォーマンス低下は、必ずしも1つの大きな原因が招くわけではない。複数の小さな原因が積み重なることで、パフォーマンス問題を引き起こすことがある。問題の芽を摘むための手段とは。
MicrosoftのクライアントOS「Windows 11」搭載PCを利用する際、データ処理速度といったパフォーマンスが低下することがある。こうした事態に対処するための「5つのステップ」のうち、4つ目に焦点を当てて解説する。
4.放置してはいけない“小さな大問題”に「無料ツール」で対処する
併せて読みたいお薦め記事
連載:「Windows 11」パフォーマンス問題解消法
- 第1回:Windows 11の“なぜか遅い”を招くパフォーマンス問題 要注意の症状はこれだ
- 第2回:「Windows 11が妙に遅いのはマルウェアのせい?」と思ったら試す無料純正ツール
- 第3回:Windows 11を異様に遅くする「CPU使い過ぎ」問題 “犯人”の見つけ方は?
「Windows 11」の賢い利用とは
Windows 11のパフォーマンス低下の原因は、必ずしも1つではない。単独ではパフォーマンスに影響しない問題でも、他の問題が同時に発生した場合にパフォーマンス低下を引き起こすことがある。例えばドライブが不要なファイルで圧迫されていたり、重要なファイルが破損したりした状態を放置すると、他の問題と組み合わさってパフォーマンス低下の原因になりかねない。
パフォーマンス問題の芽を摘むために役立つ、Windows 11の主な機能やツールを紹介する。これらの機能やツールは、Windows 11ユーザーであれば無償で利用可能だ。
1.ディスククリーンアップ
不要なファイルを一括消去するには、Windows 11の標準機能である「ディスククリーンアップ」(Disk Cleanup)が役立つ。ディスククリーンアップを実行するには、「Windows」キーと「S」キーの同時押しで検索バーを開き、「ディスククリーンアップ」と入力した上で、「管理者として実行」を選択。システムドライブ(通常は「Cドライブ」)を選択し、「削除するファイル」の全てのチェックボックスにチェックを入れて、削除を実行する。
2.chkdsk
Windows 11は、ドライブ診断・修復機能の「chkdsk」を備える。chkdskの実行には、Windows 11のコマンドラインインタフェース(CLI)である「コマンドプロンプト」または「Windows PowerShell」を使う。CLIに「chkdsk c:/f」(Cドライブ指定時)と入力して実行すると、chkdskはシステムドライブをチェックし、問題を修復する
3.DISM
「WinSxS」は、Windows 11のカスタマイズと更新に必要な機能をまとめた「Windowsコンポーネントストア」のファイルを格納するフォルダだ。WinSxSの中にある不要なファイルを削除するには、Windows 11の管理ツール「DISM」(展開イメージのサービスと管理)が役立つ。ファイルの削除や修復をするオプション「/Cleanup-Image」を付与して、CLIでDISMを実行すればよい。
4.システムファイルチェッカー
不足・破損しているファイルの検出ツール「システムファイルチェッカー」(SFC:System File Checker)は、Windows 11の中核となるシステムファイルを検査、修復する。MicrosoftはSFCを使う前に、Windowsコンポーネントストアの破損を確認、修復するパラメーター「/RestoreHealth」を設定して、DISM(/Cleanup-Imageを付与)を実行することを推奨している。
第5回は、5つ目のステップを紹介する。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社うるる] 「入札市場」攻略ガイド:効率的に落札するためのポイントを徹底解説 -
製品資料
[株式会社うるる] 入札情報に特化した「販路拡大」「効率化」のためのサポートツールとは? -
市場調査・トレンド
[株式会社うるる] 公共入札に成功する企業と失敗する企業の「5つの違い」 -
製品資料
[日本ビジネスシステムズ株式会社] 専門家が教える、Microsoft 365の「テナント統合/分離」を成功に導く秘訣 -
製品資料
[rakumo株式会社] Microsoft 365での情報埋没を防ぐ、社内ナレッジを資産化する情報ポータル活用
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
2
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
3
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
4
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
5
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
6
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
7
「テザリング依存」に潜む落とし穴 “遅いVPN”を解消するネット構築術
-
8
積水化学工業が「SAP S/4HANA Cloud」の“全グループ導入”に踏み切った訳
-
9
データセンター事業者が「脱VMware」をした“例のライセンス問題”じゃない理由
-
10
OpenAIやAnthropicでさえ制御不能 2026年夏「3大サイバー攻撃」の衝撃
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
7
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
-
8
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
9
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
10
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー