保険会社のEmployers Holdingsはマルチクラウドを実現するために、どのようなIT製品を活用しているのか。マルチクラウドを実現する上での課題とは。同社CIOに聞く。
米国の保険会社Employers Holdingsは、業務システムのインフラとして、複数ベンダーのクラウドサービスを組み合わせた「マルチクラウド」を採用した。マルチクラウドは、単に複数のクラウドサービスを契約するだけで実現するわけではない。同社はどのようにマルチクラウドを実現したのか。
マルチクラウドを実現するために、Employers Holdingsは幾つかのツールを利用している。主なツールは以下の通りだ。
Employers Holdingsは、まだ複数のクラウドサービス間でシステムを定期的に移動させるといった段階には至っていないという。現状は「全てのクラウドサービスを一元管理する方法を模索している段階だ」と、同社のCIO(最高情報責任者)であるジェフリー・ショー氏は明かす。
ショー氏はマルチクラウドの課題として、あらゆるクラウドサービスを包括的に管理できるツールの不足を挙げる。「IBMやOracleといった“ニッチ”ベンダーのクラウドサービスを含めて、全てのクラウドサービスを正しく管理できるマルチクラウド管理ツールは見つかっていない」(同氏)
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