経験の浅い若手技術者は、職場でさまざまな悩みを抱えがちだ。その一部は、コミュニケーションのこつを押さえることで解決できることがある。会議中の質問や、上司への相談におけるアドバイスを紹介する。
若手技術者は、職場でさまざまな悩みを抱えがちだ。自分の意見を聞いてもらったり、より責任ある仕事を任せてもらったりするには、コミュニケーションスキルが重要になることがある。会議中の質問や上司への相談を、上手にこなして職場で信頼を得るにはどのように行動すればいいのか。
若手技術者は、周囲に無能だと思われることを恐れて、会議中に質問するのをためらう傾向にある。リーダーシップコーチ兼キャリアコーチとして活躍するシャロン・イルストラップ氏は、「質問をしないリスクの方が大きい」と指摘する。会議で指示を受けた業務について不明点があるにもかかわらずその場で質問しない場合、後から会議参加者に個別に質問しなければならず、時間が余計に掛かるだけでなく、最悪の場合は締め切りに間に合わなくなる可能性もある。
職場で自分の意見が真剣に受け止められていないと感じたら、上司に相談することを検討すべきだ。こうアドバイスするのは、ニューヨークを拠点にエグゼクティブコーチとして活躍し、書籍『From Start-Up to Grown-Up』の著者であり、同名のポッドキャストを手掛けるアリサ・コーン氏だ。
コーン氏は、新しい役職に就いてから3〜6カ月経過した頃に、上司との面談を実施するようアドバイスする。経験が豊富ではないことを理由に自分の意見がチームに受け入れられていないと感じていたら、そのことを率直に上司に伝えるべきだ。
自分にはプロジェクトに貢献できるポテンシャルがあることを伝えたいのであれば、実例や証拠を示して上司に相談するのがいい。どうすれば自分のスキルを生かしてチームに貢献できるのか、上司に指導を仰ぐようにしよう。
「上司に指導を仰ぐことは、昇進を目指す若手技術者にとって非常に良い方法だ」とコーン氏は評価する。「部下が積極的に指導を仰ぐ姿勢は、上司にとってはうれしい驚きであり、好意的に受け止められるだろう」(同氏)
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