過酷な環境でも使用できる「頑丈デバイス」は、化学工場や石油プラントなど危険な場所で使える。だがコストの高さといった要因から導入のハードルは高い。この問題を解決する保護ケースとは。
工場やプラントなど、粉じんや高温、衝撃が発生する危険な環境下でもIT機器を使用したいというニーズは一定数存在する。複数のベンダーが耐久性や防爆性(火災や爆発を防ぐ)に優れた頑丈なノートPCやタブレットを提供しているが、コストの高さといった要因から導入のハードルは依然として高い。そうした悩みの解消に役立つのが、米国のメーカーXcielの保護ケースだ。
2011年設立のXcielは、モバイルデバイス向け保護ケースのメーカーだ。化学工場や石油プラントなど、通常のIT機器が使用できない防爆エリア(火災や爆発が起こり得る、空気中に可燃性物質が存在する場所)でIT機器を使用したいユーザー向けに、防爆仕様の保護ケースを提供する。対象デバイスは以下の通り。
保護ケースを装着すれば、防爆エリア内でもデバイスを使用することができる。デバイスに内蔵された接続ポートや有線接続、無線接続機能も使用可能だ。Xcielは保護ケースにデバイスを同梱したモデルも販売する。
Xcielの製品は、災害時や軍事用途での使用は想定していない。保護ケースのみ購入する場合は、製品に保証が適用されるか確認するために、Xcielにデバイスと保護ケースを送って、保護ケースの装着とテストを依頼する必要がある。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「TikTok禁止」は結局、誰得? どうするトランプ氏――2025年のSNS大予測(TikTok編)
米国での存続を巡る議論が続く一方で、アプリ内ショッピングやAI機能の拡大など、TikTok...
ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は?
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。
「生成AIの普及でSEOはオワコン」説は本当か?
生成AIの普及によりSEOが「オワコン」化するという言説を頻繁に耳にするようになりました...