アプリケーション開発で企業が使いやすいプログラミング言語は幾つか存在し、その一つがJavaだ。Javaを使うことで得られるメリットについて、言語的な特性から見た2点を紹介する。
プログラミング言語・実行環境「Java」は、企業がアプリケーション開発をする際の主要な言語の一つだ。Javaを選択するメリットはさまざまで本連載は、Javaのメリット10個を紹介する本連載の第5回目は、9つ目と10つ目のメリットを取り上げる。
ソフトウェア開発業界では、数学的な関数を組み合わせたプログラミングである「関数型プログラミング」が盛り上がりを見せており、Javaもその一翼を担っている。Javaはバージョン8で、ひとまとまりのデータを処理するための仕組みである「Stream」や、小規模で名前のない関数「ラムダ式」を導入した。これらの仕組みは、関数型プログラミングのアイデアや原則を実装したものであり、Javaによる関数型プログラミングの新時代を切り開く大きな軸だと言える。オブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングの両方を扱えるのは、Javaの大きなメリットだ。
JavaコミュニティーがJavaの仕様に大きな変更を加えるとき、Javaの管理者は後方互換性と整合性の取れる機能追加を優先してきた。例えばJavaが新しいバージョンで新しい仕組みを導入した際、後方互換性があることによって、旧バージョンのJavaに沿って書かれたソースコードを再コンパイルせずに動作させることが可能な場合がある。
1995年にJavaが登場してから30年近くが経過した今、Javaのメリットを享受できる場面は幾つもあり、これまで以上に重要な存在となっている。
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