AWSやGoogleなどのベンダーは、DevOpsの認定資格や学習コースを提供している。DevOpsスキルを磨きたいエンジニア向けに、6つの学習コースを紹介する。
DevOps(開発と運用の融合)のキャリアを歩みたい、もしくは同分野で昇進を目指したいと考えるエンジニアにとって、資格取得や学習コースの受講は効率的な学習方法と言える。特に、職場でAmazon Web Services(AWS)やGoogleなど特定ベンダーのDevOpsツールを使用している場合、そのベンダーが提供するコースを受講したり、認定資格を取得したりするのが効果的だ。DevOpsの認定資格を取得する際に役立つ学習コース11個のうち、6つのコースや認定資格を紹介する。
AWSが提供する初心者向けコース「Getting Started with DevOps on AWS」は、DevOpsの基本概念と、AWSのクラウドサービスでDevOpsを実践する方法を学ぶことができる。「AWS Certified DevOps Engineer」など、AWSが提供する認定資格の取得に向けた第一歩として最適だ。
公式Webサイトは「こちら」。URLとコース名は2024年7月時点の情報(以下、同じ)。
Courseraは、誰でも受講可能な大規模公開オンライン講座(MOOC)を配信する団体。「Preparing for Google Cloud Certification:Cloud DevOps Engineer Professional Certificate」では、クラウドDevOpsエンジニアとしてのキャリアに必要なスキルを習得できる。
同コースは、Googleが提供する認定資格「Google Cloud Professional DevOps Engineer」の取得準備に役立つ。受講は無料だが、認定を受けるには費用がかかる。
公式Webサイトは「こちら」。
Microsoftが提供する「Microsoft Certified:DevOps Engineer Expert」は、ソースコード管理、継続的インテグレーション(CI)、セキュリティ、テストなど、DevOps関連トピックを幅広く取り扱う認定資格だ。クラウドサービス群「Microsoft Azure」などMicrosoft関連の技術に重点が置かれているが、あらゆる環境に適用できるDevOpsの基本的な概念も習得できる。
オンライントレーニングは無料だが、認定試験の受験は有料。
公式Webサイトは「こちら」。
Red Hatは、オンライン学習サイト「Udemy」(ユーデミー)経由でオンラインコース「Developing Cloud-Native Applications with Microservices Architectures」を提供している。組織のニーズに適したマイクロサービスアーキテクチャを構築するための、ツールやフレームワークの組み合わせ方法を学習できる。
同コースでは以下のようなDevOpsツールについても学習する。
コースの受講は無料で、修了証書は有料で入手できる。修了証書を購入すれば、講師にダイレクトメッセージで質問を送ることができる。
公式Webサイトは「こちら」。
IBMがCourseraで提供するコース「Introduction to DevOps」では、DevOpsの基本的な概念や簡単な歴史、DevOpsをビジネスに導入するための方法を学ぶことができる。DevOps導入に当たり、サイロの解消や開発チームと運用チームの連携の必要性があることを学習する。
本コースの公式Webサイトは「こちら」。
オンライン学習コースを提供するKnowledgeHutの「DevOps Foundation Certification Training」では、開発者がDevOps手法を取り入れる方法を学べる。リードタイム短縮や、高品質なソフトウェアの作成、迅速なデプロイ(配備)に役立つ知識が得られる。
ライブインストラクターによるオンラインコースの受講は有料で、1399ドル。ケーススタディーやインタラクティブな演習の他、認定試験に向けた対策などを含む。
本コースの公式Webサイトは「こちら」。
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