テレワークをはじめとした働き方の変化の中で、働き手にとっても雇用主にとってもスキルアップやリスキリングは重要な取り組みになっている。それに役立つオンライン学習サービスを紹介する。
テレワークをはじめとした働き方の変化の中で、人材の流動性が高まる一方、企業は従業員の定着率低下に悩まされる可能性が大きくなっている。働き手にとっても雇用主にとっても重要になっているのは、スキルアップやリスキリングの具体的な方法だ。学習サービスはその解決策の一つになり得る。主要な学習サービス10選のうち、本稿は後半の5つを紹介する。
ビジネス向けSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)LinkedInは、オンライン学習サービスの「LinkedIn Learning」を提供している。同サービスは、専門スキル開発コース、学習コースを幅広く提供している。
講座は「ビジネス」「テクノロジー」「クリエイティブ」の3つに分かれている。認定資格を取得できる講座もあり、取得した資格をLinkedInのユーザープロフィール欄に表示することも可能だ。
Yanka Industriesが提供するオンライン学習サービス「MasterClass」は、ビジネスや業務に関するスキル向上に重点を置いた他サービスとは異なる。同サービスは「スタートアップの創設」「リーダーシップ」といったビジネスに関連するテーマの講座に加え、各分野の著名人を講師に迎えた「料理」「スポーツ」「健康」「アート」などの講座を提供している。
MasterClassが提供する講座の大半は事前収録された動画だ。「Sessions」というプログラムでは、受講生は実際のプロジェクト成果を提出し、コミュニティーからフィードバックを受け取ることができる。
オンライン学習コミュニティーを手掛けるSkillshareは、主にクリエイティブ分野に重点を置いた講座を提供している。
1つのテーマに沿って複数の講座を一連の講座にまとめた「Learning Path」や、講師と生徒がバーチャルイベント(デジタルイベント)に集ってスキルを高め合う「Live Sessions」、講師と一対一でビデオチャットできるサービスを提供している。
Thrive Learningの同名サービスは「学習管理システム」(LMS:Learning Management System)や「学習体験プラットフォーム」(LXP:Learning Experience Platform)の機能を持つ学習サービスだ。
特徴は、短時間で効率的に学習する「マイクロラーニング」と、ゲーム以外の活動にゲームの仕組みを利用する「ゲーミフィケーション」の手法を取り入れていることだ。ゲームを攻略するように講座を受講してスキルを身に着けられるようになっている。学習データの分析や、ユーザーの習熟度に合わせたクイズの作成に生成AI(人工知能)技術を使うことも可能だ。Thrive Learningと共同で独自のコンテンツを作成することもできる。
Udemyが提供する同名のオンライン学習サイトは、「ビジネススキル」「財務会計」といった企業の業務に関連する講座だけでなく、幅広いトピックの講座を用意している。同サービスの講座は全て事前に収録された動画で、初級レベルから上級レベルまでレベルもさまざまだ。
同社はビジネスに特化したサービス「Udemy Business」も提供している。Udemy BusinessはLMSの機能を備えており、ユーザー企業は従業員の学習データの管理をしたり、従業員に向けて講座を案内したり、オリジナルの講座データを登録したりできる。
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