MACアドレスとIPアドレスは、どちらもネットワークでデバイスを特定するために利用できる番号だが、その役割や特性には違いがある。両者の違いとは。
「MACアドレス」と「IPアドレス」はどちらも通信において重要な役割を果たす識別子だ。どちらもネットワークに接続されたデバイスを識別するために使用するものだが、その役割や特性には違いがある。両者にはどのような違いがあるのか。
MACアドレスとIPアドレスの違いは次の通り。
項目 | MACアドレス | IPアドレス |
---|---|---|
OSI参照モデルのレイヤー | データリンク層(第2層) | ネットワーク層(第3層) |
領域 | ローカルネットワーク | インターネットまたは複数のローカルネットワークで構築したネットワーク |
識別対象 | 特定のデバイス | ネットワーク内での論理的な配置場所 |
割り当て方法 | デバイスの製造時にNIC(ネットワークインタフェースカード)に設定され、原則として変更されない | ネットワーク管理者やインターネットサービスプロバイダー(ISP)によって割り当てられるが、ユーザーによる変更もできる |
MACアドレスとIPアドレスはどちらもネットワーク上のデバイスを一意に識別するために使用するが、レイヤーや識別の対象などが異なる。ネットワーク管理者は両者を適切に使用することで、効率的かつ安全なネットワーク運用が可能となる。
MACアドレスには3つの主要な種類がある。
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