高度なモバイル管理機能が組み込まれる予定の「iOS 7」。その登場が引き起こすツールベンダーの悲喜こもごも。直近1週間の人気コンテンツをランキング形式で紹介します。
今週最も多く読まれた記事は、「『iOS 7』登場で泣く人、笑う人 それぞれの事情」でした。米Appleは企業の要望に応え、「iOS 7」搭載端末をセキュアに管理するためのAPIを提供するそうです。これに影響されるエンタープライズモバイル管理(EMM)ベンダー各社の具体的な対応、反応についてまとめた記事です。
2位の「ついに無線化したフラッシュメモリ、その実力は?」は米SanDiskが2013年7月に発表した「SanDisk Connect」を中心にコンシューマ向けフラッシュデバイスの将来について語っています。
3位には「Android最新版で8割の脅威は撃退可能、だが実際は……」が入りました。米Juniper Networksの3回目となる年次報告書「Mobile Threats Report」によると、2013年第1四半期に検出されたモバイルマルウェアは、前年同期比614%増の27万6000件超に上るそうです。この増加ぶりには驚きますが、Androidの最新版が搭載された端末を使えば、同OSの脅威の約80%が解消される可能性があるといいます。果たしてその実際はどうなのか。興味がそそられる記事です。
4位、5位にはサイバー犯罪関連の記事が入りました。
4位「史上最悪の情報流出事件を引き起こした5人の実像」、5位「スマホを勝手にロックして『身代金』要求、ランサムウェアが迫っている」がそれです。
米史上最大規模となる情報流出事件の真相、コンピュータを人質に取って身代金を要求する「ランサムウェア」を使う手口について詳細に説明しています。記事を読むと映画化できそうな話だなと思ってしまいますが、リアルな犯罪の記録です。
執拗で悪質なサイバー犯罪には身震いがしますが、6位の「クラウド版“パケ死”に注意 うっかりミスで高額請求」にもゾッとします。「請求書を見て、『何てこった』と皆でぼうぜんとした」と、記事中の人物は語っていますが、こうした事態に陥る原因は「初めてクラウドを利用するユーザー企業が、『社内インフラを丸ごとクラウドへ変換して展開しなければいけない』と思い込んでしまう場合だ」とコンサルタントは説明しています。
7位の「休暇先で仕事をする羽目になった人に贈るクラウドアプリガイド」は仕事をしなくても済むアプリについての記事ではなく、休暇先でも、さっさと仕事を済ませることのできるアプリの紹介記事です。念のため。
8位の「Windowsデスクトップはなくならないが……アプリ提供方法が要に」はデスクトップ仮想化プロジェクトを導入する際に念頭に置くべきアプリケーションの扱いについて解説しています。やはりそれぞれのユースケースに留意して導入を進めることが基本のようです。
9位の「Facebook、Twitterを卒業したら選びたい次の製品」は、Facebook、Twitter否定論ではなく、企業内SNSのさらなる活用による社内活性化を語ったものです。
10位「クイズに挑戦! 「デュアルペルソナ」とは?」はクイズ形式で、最新技術「デュアルペルソナ」の理解を深めようとする記事。こういうスタイルの記事もなかなか新鮮です。
今週もバラエティに富んだランキングとなりました。興味を引かれた記事はあったでしょうか。
フォルクスワーゲンがGoogleとタッグ 生成AI「Gemini」搭載で、何ができる?
Volkswagen of AmericaはGoogleと提携し、Googleの生成AI機能を専用アプリ「myVW」に導入...
JAROに寄せられた「広告への苦情」は50年分でどれくらい? 業種別、媒体別の傾向は?
設立50周年を迎えた日本広告審査機構(JARO)が、これまでに寄せられた苦情を取りまとめ...
データサイエンティストの認知率は米国6割、インド8割 さて、日本は?
データサイエンティスト協会は、日本と米国、インド、ドイツの4カ国で、データサイエンテ...