「サービスとしてのビッグデータ活用」が流行る意外な理由IaaSプロバイダーが「BDaaS」を提供

現在、急速に拡大しているビッグデータ活用サービス市場。その背景には、Amazonとの差別化を狙った多くのIaaSプロバイダーがうごめいている。

2013年12月12日 08時00分 公開
[Gina Narcisi,TechTarget]

 ビッグデータサービスを提供するクラウドプロバイダーにとっての主な収益源は、「アナリティクス」「検索」「ディスカバリー(電子情報開示)」の3機能だ。成長著しい「Big Data as a Service(BDaaS)」市場で他社に差をつけるには、プロバイダーはビッグデータに関するプランニングや実装を支援するコンサルティングサービスだけでなく、高帯域幅のセキュアなネットワーク接続など「顧客が大規模なデータセットにアクセスして処理するための付加価値サービス」を提供しなければならない。

 「顧客は単にビッグデータを格納する場所以上のものを必要としている」と、経営コンサルティングも手掛ける調査会社、米TechAlphaの創立に携わったジョージ・ギルバート氏は指摘する。「プロバイダーは、データを移動させるための高速回線を配備する必要がある。また当面は、コンサルティングサービスの提供も重要なポイントだ。ビッグデータ管理ソフトウェアの利用経験を積んだ顧客は多くない」(同氏)

Hadoop環境が必要ではない――BDaaSの利点とは?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news073.jpg

社会人Z世代の休日の過ごし方 関東と関西の違いは?
大広若者研究所「D'Z lab.」は、37人へのインタビューと1000人へのアンケートを基に、社...

news175.png

製造業の8割が既存顧客深耕に注力 最もリソースを割いている施策は?
ラクスは、製造業の営業・マーケティング担当者500人を対象に、新規開拓や既存深耕におけ...

news105.jpg

「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。