「IEEE 802.11ac」は当たり前、ならば無線LAN製品は何で選ぶ?Wi-Fi要件の満足度

無線LAN製品の価格や速度が横並びになった今、企業は自社の要件にこだわって選ぶのが正解だ。

2014年12月16日 15時00分 公開
[Gina Narcisi,TechTarget]

 価格や速度は、無線LANベンダーを選択する決め手ではなくなっている。ITプロフェッショナルは、自社のWi-Fi要件を満たすインフラを探しており、多くのベンダーが製品展開においてこうした特定の市場セグメントへの対応に乗り出している。米調査会社Forrester Researchが2014年8月に発表した無線LANソリューションに関する「Forrester Wave」リポートで、そうした動向が明らかになった。

 「われわれの調査で分かったことは、技術的な観点から見ると、多くのベンダーが全く同じものを扱っており、彼らが市場において、もはや技術では差別化していないということだ。彼らが提供する製品はいずれもIEEE 802.11acに対応しており、差別化は他の興味深い機能に委ねられている。その中には無線固有の機能ではないものも含まれる。モノのインターネット(IoT)をサポートできる機能がその一例だ」と、Forrester Researchのシニアアナリストで、このリポートを著したアンドレ・カインドネス氏は語る。

スケーラビリティと管理性は

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news083.jpg

FacebookやXなど主要SNSで進む「外部リンク制限」の実態 唯一の例外は?
ソーシャルメディアはかつてWebサイトへの重要な流入経路であった。しかし、最近は各プラ...

news079.jpg

生成AIとAR/VRで失った個性を取り戻す――2025年のSNS大予測(Instagram編)
万能だが特徴のはっきりしない「何でも屋」と化したInstagram。2025年の進化の方向性を予...

news128.jpg

「AIネイティブ世代」の誕生 10代のAI活用度合いは?
博報堂DYホールディングスのHuman-Centered AI Instituteは、AIに対する現状の生活者意識...