CitrixはRaspberry Piと共同で超低価格のシンクライアントを開発する。リモート表示プロトコルのHDX用に最適化し、XenAppおよびXenDesktopの導入コストの削減を狙う。
シンクライアント用PCである「Raspberry Pi」の最初のモデルが2012年に登場して以来、VDI(仮想デスクトップインフラ)の管理者たちは、いつかこれを社内で使えないだろうかと考えてきた。Citrix Systemsは今、その期待に応えようとしている。
Raspberry Piデバイスは安い。現行モデルの「Raspberry Pi 3」の価格は40ドルだ。しかもパワフルで、「Linux」が稼働する。Raspberry Piシンクライアントに搭載したオンボードビデオデコーダーを利用できる「H.264」ベースのリモート表示プロトコルの登場により、企業でRaspberry Piシンクライアントを利用できる可能性がさらに現実味を帯びてきた。だが、そのための完全な製品を開発するという面倒な作業に挑戦したベンダーはいなかった。企業のIT部門が独自にRaspberry PiデバイスにOSを組み込み、クライアントソフトウェアをインストールした上で現場に配備することは可能だったが、パワー不足で管理ができないこれらのデバイスは、他のシンクライアントに太刀打ちできなかった。
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