オールフラッシュストレージでOracle RACを「別次元の速度に」、導入企業の本音とはEMCの「DSSD D5」を採用(1/2 ページ)

最近登場したEMCのフラッシュシステム「DSSD D5」は、大規模で複雑なデータベースのクラスタリング機能で1日に何千件ものクエリを実行するユーザーに大幅なパフォーマンス向上をもたらすかもしれない。

2016年08月02日 15時00分 公開
[Dave RaffoTechTarget]
EMC「DSSD D5」は、36基のSSDを搭載可能で最大容量は144TBに達する

 CMA Consulting Services(以下、CMA-CS)は、EMCのオールフラッシュストレージ「XtremIO」を最初に導入した企業の1社だ。CMAはXtremIOをOracleの大規模で複雑なデータベースのクラスタリング機能「Oracle Real Application Clusters」(以下、Oracle RAC)の格納に使用している。

 今回、CMS-CSはEMCがリリースしたばかりの「DSSD D5」ラックスケールフラッシュシステムを導入した。DSSD D5の導入により、別次元の速度が実現するという。DSSD D5は2016年2月に登場した製品だ。EMCがスタートアップのDSSDを買収してから約2年後のリリースとなった。

 CMA-CSは最大フラッシュ物理容量である144TBを搭載したラックを購入済みだ。CMS-CS チーフテクニカルアーキテクトのブライアン・ドハティ氏は、DSSD D5を最も負荷の高いOracle RAC用に稼働することを計画している。また、2016年7月には、2台目のDSSD D5を導入する見込みだ。

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