次世代ネットワークに安全移行、失敗をしない3つのアプローチ準備が問題の大半を占めるネットワーク移行(1/2 ページ)

既存のネットワークインフラを次世代ネットワークに移行する場合、変更に伴うリスクの大きさを考えなければいけない。そのリスクを考慮した移行の方法を紹介する。

2016年08月23日 15時00分 公開
[Tom NolleTechTarget]
OSI参照モデル(「ネットワークの基本「OSI参照モデル」とは何か?」より)《クリックで拡大》

 旅行については「準備も楽しみのうち」といわれるものだが、ネットワーク移行の場合、準備が問題の大半を占めている。

 次世代ネットワークを広範囲にわたって急速に起こっている革命と見なすのは興味深い。革命には心が躍るかもしれない。だが、既存のネットワークインフラの計り知れない価値やテクノロジーの大幅な変更に伴うリスクの大きさを考えると、従来のソフトウェアとハードウェアを全てアップグレードする「フォークリフトアップグレード」は、現実的な選択肢ではない。未来へと進むために小さなステップを踏まなくてはならないのは確かだが、「どのように」ステップを踏むかが問題だ。そこで、次世代ネットワークへの移行を組み立てる主な方法として「階層型」「地理型」「サービス指向型」の3つを見てみよう。

階層型のネットワーク移行アプローチ

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