データの有効活用にソフトウェア定義ストレージがどのように貢献するのか。何が実現するのか。だがそのためにはストレージ管理者も変わらなければならないという。
人とモノのつながりが密になり流動性が高まるにつれ、企業に新しい種類のデータが大量に流れ込む。そうしたデータには、構造化されているものもされていないものもある。
それらのデータをビジネスの成長につなげるには、データを管理し、データから価値を引き出し、データの保護とコンプライアンスを確保する必要がある。
Gartnerは2018年度のストレージ予測で「インターネット接続のコストは下がる。より高速化し、企業や消費者のシステムに多種多様なデータが大量に配信、共有、格納されるだろう」と指摘している。その結果、衝突、収束、転位、変換が新たに起こり、その領域も拡大するだろう。
「企業と個人のコンピューティングにおけるこうした新たな領域の大半で、ストレージ容量の増加や速度の向上が求められ、コスト効率とコスト効果の高いストレージインフラが必要になる」
企業にとってソフトウェア定義ストレージ(SDS)がますます重要なツールになる。SDSにより、
など、データの透過性が高まり管理も容易になる。制御や可視性を失うことなくオンプレミス、クラウド、ネットワークエッジにあるストレージの各層やアプリケーションにデータを転送できる。
Gartnerは、2018年末までに全企業の約3分の1が何らかの形のSDSプラットフォームを導入すると予測している。
既に導入を進めている企業もある。オーストラリアのクイーンズランド州を拠点とするLangs Building Suppliesは、世界で2番目にRubrikのデータ管理ソリューションの契約をした企業だ。Rubrikの共同創立者兼CEOのビプル・シンハ氏によると、Langs Building SuppliesはSDSの早期導入企業としてオーストラリアでの評判を高めているという。
シンハ氏は最近オーストラリアに出張し、次のように説明した。
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