2019年02月14日 08時00分 公開
特集/連載

IEEE 802.11axは何をもたらすのか(前編)新高速規格「IEEE 802.11ax」が解決する無線ネットワークの課題

接続端末の増加や用途の変化により、無線ネットワークにはさまざまな課題が生じている。これらを解決しつつ高速な通信を実現すると期待されているのが次世代規格「IEEE 802.11ax」だ。

[Peter Ray Allison,Computer Weekly]

 家庭でも職場でも、アプリケーションの多くの側面がオンラインストリーミングモデルに変わってきている。無線ネットワーク技術も高解像度4Kストリーミングやクラウドサービスの使用量の増加に合わせて進化する必要がある。

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 IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)は「IEEE 802.11ax」規格を公開し、インターネットサービスの需要増がもたらす課題に対処している。

 802.11axは、将来を見据えて以前の無線規格「802.11ac」を更新するものだ。無線LANは今後10年のうちに2つの大きな課題に直面するだろう。

 一つは無線ネットワーク環境の密度が次第に高くなることだ。これはネットワークの対応範囲が拡大し、転送速度を上げるためにアクセスポイントが増えることで生じる。もう一つは今後数年でスループットの高速化がさらに求められることだ。これはオーディオや動画コンテンツの高精細化に向けたインターネットの進化やクラウドベースのサービスによって起きる。

 多くの人々が既にスマートフォン、スマートウォッチ、タブレットなどのインターネット接続型の機器を複数持ち歩くようになっている。この数は今後も増加すると予想される。ネットワーク接続型機器の数は、2020年には世界中で310億台、2025年にはその倍以上になると予測されている。

 ネットワークに接続する機器が大幅に増えれば混雑が起きる。その結果、企業は十分なサービスを確保するためにアクセスポイントを増やす必要が出てくる。こうしてアクセスポイントの密度が高くなる。

 このような高密度の環境では、干渉の問題が起こる可能性がある。するとパケットのエラー率(データ転送中に発生するエラーの程度)が上がる。隣接する無線LANチャネルへのアクセスが妨げられることで、特定の領域における同時転送数が減る。

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