ストレージとメモリの“いいとこ取り”を目指す「ストレージクラスメモリ」(SCM)。SCMが自社に適しているかどうかを判断する基準として、その技術的特性やメリット、用途などを紹介する。
記事掲載当初、タイトルおよび本文の一部でストレージクラスメモリの略称を「CSM」と記載していましたが、正しくは「SCM」です。おわびして訂正します。本文は修正済みです。
「ストレージクラスメモリ」(SCM)は、注目に値する新タイプの不揮発性メモリだ。既存のストレージ技術とメモリ技術の性能差を埋めることを目指し、両者の“いいとこ取り”を実現しようとしている。
コンピュータのメインメモリに利用されてきた「DRAM」(Dynamic Random Access Memory)は、高速かつ効率的だが高価だ。データを永続的に保持できず、拡張性も限られている。一方で従来のストレージは安価であり、データを永続的に保存でき、大量のデータも扱える。ただしDRAMと比べて速度と耐久性が劣る。
最近では機械学習などの人工知能(AI)技術やメモリを大量に使用するアプリケーションが、メモリの需要を押し上げている。SCMは、少なくとも一部のアプリケーションでは、メモリとストレージに関するストレスを解決する技術の有力候補になる可能性がある。前後編にわたり、SCMを理解するための主要な5つの質問に答える。
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