接する機会が少ない部署から突然「Microsoft Excelで作成した自作ツールが動かなくなった」と相談が――。ありがちなこうした事態を避けるために、IT担当者はどのように対処すべきでしょうか。
中堅・中小企業に限らず企業の情報システム部門は、自らが構築したシステムの主管部門とは、システムの課題やニーズを把握するために、特段緊急の用件がなくても定期的な会議を実施してコミュニケーションを重ねることが日常的にあります。一方でシステムを利用する部門からの問い合わせについては、FAQ(よくある質問とその回答)を用意したり、メールのみを受け付ける窓口を用意したりと、コミュニケーションにかかる工数をできる限り削減することが一般的です。
情報システム部門の人員には限りがあるため、このような応対の差は合理的であるといえます。しかし普段からめったにコミュニケーションを取らない部署ほど、情報システム部門に突然「『Microsoft Excel』(Excel)で作成した自作ツールが動かなくなった」と泣きついて相談することがあるのです。
普段は情報システム部門と疎遠な部署であっても、業務のシステム化に関するニーズは存在するものです。とはいえシステム化したい業務は、必ずしも企業の根幹となる業務とは限りません。むしろ、その組織特有の業務であることが少なくありません。そして、そうした特定のニーズを満たす手段も存在するものです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
店舗運営においてストアオペレーションの最適化を図ることは、利益を生み出し、向上させていくためにも不可欠な取り組みだ。改善サイクルの回し方と、改善のカギとなる“道具”がもたらす優位性について解説する。
国内の中堅・中小企業(SMB)は、商品サービスの導入が早く進むため、多くの企業がターゲットにするものの、数が多過ぎて優先順位がつけにくいといった課題もある。本資料では、SMB市場開拓における3つの課題と、その解決策を解説する。
新ビジネスの創出に向けIoTデバイスの活用が広がる中、STNetではクラウド型カメラを使った観光コンテンツを活用し、観光にまつわる課題解決に取り組んでいる。同社が制作したコンテンツの仕組みや活用方法を動画で分かりやすく紹介する。
サイバー攻撃から自社を守るだけでなく、取引を拡大するためにもセキュリティ対策の強化は必須の取り組みだ。その理由を確認しながら、セキュリティ対策の強化で特に重要とされる従業員教育について、必要性や実践法を解説する。
総合検査・分析などの事業を展開する中外テクノスでは従来、大掛かりなシステムを構築しており、コストや運用に課題を抱えていた。そこで同社は、IoTを活用してリモートでセンサー情報を確認できるシステムを開発し、この問題を解消した。
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「AIエージェント」はデジタルマーケティングをどう高度化するのか
電通デジタルはAIを活用したマーケティングソリューションブランド「∞AI」の大型アップ...