アメフト強豪大学が「IEEE 802.11ax」を選んだ理由 9万人の競技場で高速通信「IEEE 802.11ac」とは格段の違い

「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi 6)は旧世代の無線LAN規格とは別物だという評判がある。それは本当だろうか。アメリカンフットボールスタジアムに導入したオクラホマ大学に、IEEE 802.11ax導入の理由と効果を聞いた。

2020年06月15日 05時00分 公開
[Alissa IreiTechTarget]

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 オクラホマ大学(University of Oklahoma)にある「ゲイロードファミリーオクラホマメモリアルスタジアム」は、約8万9000人もの観客を収容するアメリカンフットボールスタジアムだ。この規模は米国の大学が持つアメリカンフットボールスタジアムの中でも上位に入る。オクラホマ大学のフットボールチームのホームゲーム(スタジアムを本拠とするチームの試合)はほぼ毎試合チケットが完売し、観客が席を埋め尽くす。

 2019年秋、レギュラーシーズン初期(開催時期は9月から12月ごろ)に開催されたオクラホマ大学のある試合で、第3クオーター(1試合は4クオーター)が終わる前に観客が帰り始めた。同校でスポーツ関連の技術分野を率いるデービッド・ペイン氏は、この状況を見ても驚かなかった。

なぜIEEE 802.11axを選んだのか

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