見通しの立たないコロナ禍において、安定した企業活動を実現するためにはベンダーとの関係性が非常に重要な要素となる。ベンダーとの関係をより良くする「VRM」(ベンダー関係管理)に取り組む上でのヒントを紹介する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の中で、企業が得たサプライチェーンにおける重要な教訓は「ベンダー関係管理」(VRM)の重要性だ。VRMとは、企業がIT製品の調達先ベンダーの状況を調査し、そのベンダーとの向き合い方を戦略的に改善する取り組みを指す。
専門家やアナリストは「企業には強力なVRMプログラムが不可欠だ」と口をそろえる。実際には、適切なVRMの実現には遠い企業もある。企業内のサプライチェーンリーダーは、効果的なVRM戦略を立てなければならない。本稿は、企業がVRMの取り組みを成功させるために必要な7つの要素のうち、2つを紹介する。
企業がVRMに取り組む上で重要な要素が、ベンダーをカテゴリーごとに分類することだ。調査会社Forrester Researchでバイスプレジデント兼主席アナリストを務めるダンカン・ジョーンズ氏によると、ベンダーを分類分けすることがVRMの強化に向けた適切な第一歩になる。
ベンダーをカテゴリーごとに分類することで、企業は「どのベンダーが戦略的に最も重要で、自社が市場で突出した存在になるよう後押ししてくれるかがすぐに分かる」とジョーンズ氏は語る。ベンダーを分類することで、短期的には重要だが長い目で見れば代えが効くベンダーも明らかになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
CXとEXの双方の高度化を実現すべく変革に挑み続けるNTTグループ。「自らのDX」を進める第一弾としてグループ社員17万人が利用する決裁システムを刷新し、大きな成果を挙げている。同社の取り組みを詳しく紹介する。
名刺の自社印刷を行う企業は多いが、デザインやデータ管理など工数は意外に多い上、仕上がりに不満が残るケースが少なくない。こうした問題の解決に有効なのが、発注作業を効率化し、高品質な名刺を低価格で作成するサービスだ。
名刺の発注業務は意外と手間のかかる作業だ。社員が個別で発注していたり、拠点ごとに発注していたりする場合は請求書の管理も負担が大きくなる。そこで既存のフローは変えずに、効率的に名刺発注の管理ができるサービスを紹介する。
令和7年度の与党税制改正大綱では最重要課題として、成長対策が強調された。特に、所得税や法人税などに関する6つのトピックスも見逃せない。これらを基に、企業が経理業務DXに取り組む上で押さえておきたいポイントについて解説する。
インボイス制度開始後の業務変化についてアンケート調査を実施した。結果から、請求書業務の電子化が進んだ一方、多くの現場で業務負荷の低減を実感できていない現状が見えてきた。現場が直面する具体的な課題と、その解決策を紹介する。
ERPからあぶれたスキマ作業をどうする? RPAやBIでは解決できない理由 (2025/4/4)
マンガで解説:紙と「Excel」の販売管理から卒業したい 実現しやすい方法は? (2025/4/2)
制度変更で取引先が数千件増える? 3カ月でシステム構築できた事例 (2025/3/25)
人事管理システムの選び方 失敗しないポイントは? (2024/9/18)
人材開発って何? 人材育成との違いは? 効果的な方法を知る (2024/9/18)
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。