2021年06月08日 08時00分 公開
特集/連載

RPAとAIを連携させても失敗する、“RPAの潜在的なリスク”に注意スマート化するRPA【後編】

RPAとAIを連携させることにより、インテリジェントに意思決定するシステムを構築できる。自ら学習し、改善するシステムの可能性も開ける。だが、RPAにはあるリスクが内在する。

[Stephen Pritchard,Computer Weekly]
iStock.com/Chris Wright

 前編(RPAが人間よりも決定的に優れている理由)では、RPAが人間よりも優れている点に注目した。

 後編では、RPAの限界と次世代RPA、そしてRPAの潜在的なリスクについて解説する。

RPAの限界

 RPAは効率が良く、効果が高い。だが限界もある。RPAはルールベースの決定論的システムだ。独自に意思決定することはできない。意思決定するにはAIとの連携が必要だ。

 RPAのメリットの一つは、データやアプリケーションに依存しないことだ。そのため、人間のオペレーターだけでなくAIツールとも連携できる。

 「ロボットがいったん稼働すれば、それは決定論に従って動作する。同じ自動処理を何度も繰り返す」とSAPのシュローテル氏は話す。

 RPAは今後、ビジネスプロセスに「もっと広くもっと深く」入り込むだろうと同氏は補足する。これは、インテリジェントな、あるいは自律的なERPなどにつながる可能性がある。「インテリジェントな意思決定ができるモデルを目にするようになるかもしれない。自動車を製造するだけではなく、財務プロセスを実行するロボットへと段階的に進化していくだろう」(シュローテル氏)

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