ビジネスリーダーが「アジャイル」を生かす鍵は“失敗の許容” その真意とはソフトウェア開発だけじゃない「アジャイル」活用【後編】

ソフトウェア開発手法として普及した「アジャイル」の考え方は、開発だけではなく、さまざまなプロジェクトで活用できる。そのこつとは。

2021年07月05日 05時00分 公開
[Robin GareissTechTarget]

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 前編「ビジネスリーダーが『アジャイル』を生かす組織づくり 最初にすべきこととは?」は、迅速なシステム提供を目指すソフトウェア開発手法である「アジャイル」の考え方を、ソフトウェア開発以外でも生かす5つのヒントのうち2つを紹介した。後編は、残る3つのヒントを紹介する。

ヒント3.IT製品/サービスをプロジェクト実現の手段にする

 アジャイル推進組織「アジャイルチーム」のメンバーの生産性を高めるには、適切なIT製品/サービスの導入が重要だ。例えば特に重要なIT製品/サービスにコミュニケーションツールがある。会議中にメンバーのPC画面を共有する機能、デジタルホワイトボードを使ったブレーンストーミングを可能にする機能、チャットで他のメンバーとアイデアを交換できる機能などを備えたコミュニケーションツールは、アジャイルチームの創造性と迅速性を飛躍的に高めることができる。

 適切なIT製品/サービスを用意すれば、アジャイルチームのメンバーは変化に備えやすくなる。例えばIT製品/サービスを利用すると、メンバー間で最新情報を共有しやすくなる可能性がある。例えばビジネスリーダーがコミュニケーションツールの情報共有機能を使って、メンバーに最新の作業状況を提供するよう促せば、メンバー同士のコミュニケーション不足を解決できる可能性がある。

ヒント4.失敗は悪ではないと考える

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