フリーランスエンジニアが、顧客の求めているものを正しく理解し、期待に応えるためには、何をすればよいのか。より良いコミュニケーションを実現する上で知っておくべきヒントを紹介する。
「技術を扱う人が直面する課題は、複雑な技術的概念を一般人に伝えるスキルを身に付けることだ」と、コンサルティング企業CDM Consulting Groupのプレジデント兼オーナーであるチャーリー・モリス氏は語る。フリーランスエンジニアはこのスキルをマスターし、経営幹部(CxO)を含む顧客と効果的にコミュニケーションを取る必要がある。
フリーランスエンジニアにとって重要なことは、自分が話す相手を知り、相手が何に耳を傾けるかを知ることだとモリス氏は説明する。「相手を理解し、少なくとも“4種類の言葉”で話せることが求められる」(同氏)
モリス氏は、CxOと話すときに知っておくとよいポイントを次のように説明する。
優れたコミュニケーションスキルは、顧客の期待に応える上で重要だ。モリス氏は、フリーランスエンジニアと契約する中堅・中小企業のオーナーに助言する立場にある。こうしたオーナーは一般的に、ソフトウェア開発のことをほとんど知らなかったり、プロジェクトの初期段階でフリーランスエンジニアに質問すべき事項を知らなかったりする。その場合フリーランスエンジニアは、業務前に顧客を教育する責任を負う羽目に陥る。
「最悪なのは、間違った期待を持たせてしまうことだ」とモリス氏は強調する。ソフトウェアをよく知らない顧客が、ある事柄を期待して、開発者がその期待に応えずに放置すると、トラブルが発生しやすい。
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