オフィスワーカーとテレワーカーの共同作業をスムーズにすべく、ベンダー各社はハイブリッド会議を支援するWeb会議用機器を充実させている。幾つかの製品を紹介しよう。
Web会議用機器ベンダーは、「テレワーカーのみのWeb会議」と「ハイブリッド会議」(テレワーカーとオフィスワーカーが混在するWeb会議)それぞれの体験に合わせた製品を市場投入している。第3回「Web会議では『見た目』よりも『声』を気にすべき理由と、その改善策」に続く本稿は、オフィスワーカーとテレワーカーが混在するWeb会議を快適に進めるための主要製品を解説する。
Logitech Internationalの「Logi Dock」は、2台のディスプレイと5台のUSB周辺機器を接続でき、スピーカーフォンを備えた一体型のドッキングステーションだ。同社のグローバルカンファレンシング・ビジネスストラテジー担当ディレクターであるネーサン・クーティンホ氏は「テレワーカーの多くは、1日中ヘッドセットを装着するのを嫌がる」と話す。Logi Dockを使えば、テレワーカーは内蔵のスピーカーフォンでWeb会議に接続できる。Logi DockはワンクリックでWeb会議に参加できる会議コントロール機能も備えており、複数のWeb会議ツールと連携可能だ。
MicrosoftのTeamsデバイス担当バイスプレジデントを務めるイリヤ・バクシュテイン氏によると、Microsoftもハードウェアベンダーと提携して、ハイブリッド会議を想定した機能拡充を進めている。同社はスタートアップ(新興企業)のNeatframeが手掛ける幾つかの製品を認定し、Microsoftのハードウェアエコシステムに正式に加えた。Neatframeの主な製品には下記がある。
これらのデバイスは、高品質な動画と音声を実現するソフトウェアを搭載するだけでなく、発言中の参加者を自動で追跡するスピーカー機能、会議室からの参加者を1人ずつ個別のフレームに映すための画面分割機能なども搭載している。
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